HuaweiのDSDV、防水などに対応したHuawei Mate 10 Proを購入したのでレビューします。
Huawei Mate 10 Pro
良かった点
- 防水、防塵の高い等級に対応
- 大きさの割に軽い
- 動作がすこぶる快適
- 大画面を活かすナビゲーションバーを隠す機能や全画面表示をするかの設定がある
- DSDVに対応しているのでVoLTEの高音質な通話と通話用の回線とは別にデータ回線を設定出来る
イマイチな点
- スピーカーがHuawei P10 Plusより良くない
- microSDスロットが無い
- イヤホンジャックが無くなった
- 18:9になって画面の面積が減った
- SoftBank VoLTEにしか現時点で対応していない
スペック
メーカー | Huawei |
---|---|
カラー | ミッドナイトブルー、チタニウムグレー |
OS | Android. 8.0 Oreo / EMUI 8.0 |
カメラ | リアカメラ RGBセンサー 1200万画素 f1.6 リアカメラ モノクロセンサー 2000万画素 光学手振れ補正、デュアルLEDフラッシュ、2倍ハイブリッドズーム、 像面位相差 + コントラスト + レーザー + デプス AF フロントカメラ 800万画素 F2.0 |
サイズ | 約154.2×74.5×7.9 mm |
重さ | 約178g |
ディスプレイ | 約6.0 2160×1080 FHD+ 18:9 有機EL NTSC 112% |
SoC | Huawei Kirin 970 +i7 コプロセッサ オクタコア |
メモリー | 6GB |
ストレージ | 128GB |
バッテリー | 4000mAh |
対応周波数 | FDD-LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/ 20/26/28/32TDD-LTE Band 34/38/39/40/413G Band 1/2/4/5/6/8/19TD-SCDMA Band 34/39GSM 850/900/1800/1900MHz2CCA/3CCA 対応下り最大500Mbps 上り最大50Mbps |
VoLTE | SoftBank VoLTE対応 |
同時待ち受け | LTEとLTEの同時待ち受けに対応 |
SIMスロット | nanoSIM×2 |
Blutooth | 4.2 with BLE (aptX/aptX HD/LDAC 対応) |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
指紋センサー | 搭載 |
USB | USB Type C USB3.1 (DisplayPort 1.2 対応) |
防水防塵 | IP67 |
センサー | 加速度センサー、コンパス、ジャイロセンサー、環境光センサー、 近接センサー、HALLセンサー、気圧センサー、赤外線リモコン |
付属品 | USB-Cハイレゾイヤホン、USB-C to 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタ、 クリアケース、ACアダプター、USBケーブル ( A to C )、クイックスタートガイド |
パッケージ
今まであんまり触れていませんでしたがHuaweiのスマートフォンのパッケージはビニールで保護されています。
Huaweiの化粧箱は何時も凝っていますが今回はHuawei Mate 10 Proのカメラ部分のラインに合わせて箱にラインが入っています。
Huaweiのスマートフォンでは毎回ですが箱開けるとスマートフォン本体が見える様になっています。ここはHuaweiのこだわりなのでしょう。
そしてスマートフォン本体の下に付属品が入っています。
付属品
付いているのはクリアケース、イヤホン、USB Type Cとイヤホンジャックの変換アダプター、USBケーブル、説明書、SIMピンです。
クリアケースは今まではハードケースでしたが今回からTPUケースになっています。
このケースはスピーカー、マイク、USBコネクターなどの部分以外は開口していないので防御力が高いです。以前は機種にもよりますがボタン部分や上下が開いていたのである程度は傷が入る感じでした。
つや消しみたいな感じになっていますがHuawei Mate 10 Proカメラ周りのラインだけ透明度が高くなっていてなかなか良いです。
それと輸送中の保護の為のフィルムですがHuawei Mate 10 Proにはフィルムが貼り付けてあります。
今は取り敢えずそのフィルムを使っていますが特に問題ありません。
外見
デザインは丸っこい感じです。表側のデザインは特筆するほど良くはないですが背面のガラス部分は金属の様な光沢で美しいです。虹みたいな干渉縞が見えるのでそこはいまいちです
ミッドナイトブルーはブルーですがそこまで明るい色合いではないです。
サイズ感はGalaxy Note 8と並べると少し小さいのが分かると思います。5.5インチのHuawei P10 Plusと同じくらいの大きさです。
ベンチマーク
Antutu Benchmark
総合スコア | 177029 |
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3Dスコア | 65200 |
UXスコア | 60615 |
CPUスコア | 37804 |
RAMスコア | 13410 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 1914 |
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マルチコアスコア | 6735 |
参考 Xperia XZ Premium(Snapdragon 835)
Antutu Benchmark
総合スコア | 173628 |
---|---|
3Dスコア | 70650 |
UXスコア | 54281 |
CPUスコア | 37373 |
RAMスコア | 11324 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 1899 |
---|---|
マルチコアスコア | 6380 |
ベンチマークの数値だけみると世代的には1つ前になるSnapdragon 835と同じぐらいのスコアです。
使用感
ゲームはポケモンGOぐらいしかやっていないのでアレですが普段のアプリ動きは今までに購入したAndroidスマートフォンの中で一番良いと言って良いぐらいです。
スクロールの動きも滑らかですし、またタッチに対する追従性が優れている感じがします。
指紋認証は毎度の事ですが高速で認証エラーも少なく良いです。指紋センサーの高さは丁度良いですがカメラが指紋センサーの上に2つ並んでいるので間違って触ってしまう事が良くあります。
ソフトウェア
Huawei Mate 10 Proは18:9の通常より縦長なディスプレイを搭載しているのでアプリごとに全画面表示するかの設定があります。
また、ナビゲーションバーを隠す機能も有るので広い画面を有効に活用する事が出来ます。
ナビゲーションメニューでナビゲーションバーを使わないで操作する事も出来ます。
投影機能はHuawei Mate 10 Proをモニターなどに繋いでアプリを小窓で開くことが出来ます。接続にはこちらのUSB Type Cのハブが使用できました。
充電
急速充電にはSuperCharge、QuickCharge(Huawei)と更にUSB Power Deliveryにも対応しています。
私はUSB PD対応のACアダプターを使って充電しています。充電時間はグラフを見てもらえば分かる通り1時間半強で高速と言えます。
Huaweiの高速充電の規格に対応したACアダプターは少ないので予備のACアダプターが欲しい場合はUSB PD対応のACアダプターがオススメです。
ディスプレイ
今回のHuawei Mate 10 Proは液晶ではなく、有機ELですのでHuawei P10 Plusと比べると色味は鮮やか目な感じです。
有機ELのディスプレイですと外で見えるか心配する方も多いと思いますがHuawei Mate 10 Proの輝度は十分に日光下でも見える明るさです。
ベゼルレスのスマートフォンはカーブしていたり、カメラが喰い込んでいたり、隅の部分が丸まっている事が多いです。Huawei 10 Proはガラス部分は若干アールがかかっていますが、ディスプレイ部分は平面、更に隅が丸まっている事もないので上記の様な部分が嫌な方には良いと思います。
ネットワーク
DSDVに対応したHuawei Mate 10 ProですがVoLTEには今のところSoftBank(Y!Mobile)しか対応していません。
au系のSIMはauのネットワークは製品ページに
※ 本端末はKDDIの移動体通信網を利用した通信サービスには対応しておりません。それらの通信サービスのSIM でのご利用については、当社では一切の動作保証はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
出典 Huawei
と書いて有りましたが実際は今までのHuawei P10 Plusなどと同じくデータ通信のみでしたら安定はしていませんが使えました。
具体的にはapnのベアラーをLTEに設定、キャリアアグリケーションをoffにするとパケづまりがなく使用できました。
DSDVなのでau系のSIMでデータ通信、Y!MobileでVoLTE通話何て言うのも可能です。
せっかく、最近ワイモバイルも契約したので3社の組み合わせで少し試してみました。
ドコモ、Y!MobileとSIMを挿してどちらもLTEで使えています。上に書いた通りauとY!Mobileでも使えています。
また、auとドコモでも使えます。
まとめ
現時点でSoftBankのVoLTEにしか対応していない点など残念な点もありますが動作がとても良くカメラの画質がHuawei P10 Plusと較べても良くなっているなど魅力的な部分も多数あります。
国内でハイエンドモデルのSIMフリースマートフォンを購入しようと考えた時有力な一台ではないでしょうか。
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