ZenFone 7 Pro(ZS671KS)をメーカーから借りたのでレビューします。
- ノッチやパンチホールが無い
- 画面占有率の高さ
- 90Hzのディスプレイ
- エラーの少ない指紋認証
- トリプルスロット搭載
- ソフトウェアの機能が豊富
- セルフィーが高画質に行える
- 指紋センサーが画面内指紋認証ではない
- ハイエンドモデルの割にはベゼルが太い
- 物理的に重い
ZenFone 7 Pro
スペック
モデル | ZS671KS |
---|---|
OS | Android 10 |
カラー | パステルホワイト、オーロラブラック |
SoC | Qualcomm Snapdragon 865 Plus オクタコア |
ディスプレイ | 6.67インチ FHD+(2,400×1,080) 有機EL 90Hz |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB |
バッテリー | 5,000mAh |
急速充電 | 最大30W (Quick Charge 4.0/USB Power Delivery 3.0対応) |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
カメラ | 6,400万画素 広角 F1.8 1,200万画素 超広角 F2.2 800万画素 望遠 F2.4 |
サイズ | 165 x 77.2 x 9.6 mm |
重さ | 235g |
ネットワーク | 5G FR1 Band n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78 FDD-LTEBand 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/29 TD-LTE Band 38/39/40/41 WCDMA Band 1/2/3/4/5/6/8/19 GSM 850/900/1,800/1,900 MHz 5CA(DL)/2CA(UL) 対応 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
microSDスロット | microSDXCまでの対応 |
SIMスロット | nanoSIM×2 |
センサー | GPS、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、近接センサー、ジャイロスコープ、指紋センサー、カメラアングルセンサー、磁気センサー、NFC |
生体認証 | 指紋認証、顔認証(カメラによる) |
防水、防塵 | 非対応 |
パッケージ
前に借りた人の扱いが悪かったのか凹んでいます。黒いパッケージに青の差し色が入っています。コレは恐らくZenFone 7 Proの背面カラーのイメージ合わせているのでしょう。
パッケージ裏側はこんな感じです。白いシールは貸し出し品なので管理用に貼ってあるだけです。
箱を開けると2つの小箱に分かれています。
付属品
付属品はケース2種類、USBケーブル、ACアダプター、SIMピン、説明書です。SIMピンが長くいつも使っている物ではSIMトレーを取り出せませんでした。
スペック表の部分に書きましたがZenFone 7 Proは急速充電に対応しています。付属するACアダプターもしっかり30WのUSB PD PPS対応品です。
外見
正面はこんな感じです。画面占有率が高いスマートフォンでカーブしたディスプレイを採用してないのは結構少ない気がします。
側面の部分がダイヤモンドカットになっているのも現行のスマートフォンとしては珍しい仕上げです。
背面のカラーは独特な感じでブラックが光の加減で青緑っぽく見えます。背面はディスプレイとは違って端がカーブしています。
側面上部で目につくのはフリップカメラのヒンジの部分でしょう。側面下部にはスピーカー、USBポート、LEDランプがあります。
LEDランプが変わった位置に有ります。この位置はあんまり視認性がよろしくないです。
側面右には音量ボタン、電源ボタン兼指紋センサーのスマートキーが配置されています。オーソドックスな位置なので慣れやすかと思います。
スマートキーに青いラインを入れているのはHuaweiもオレンジのラインを入れてたりするのでそれを意識しての事だったりするのでしょうか?
参考 Huawei P30 Pro(VOG-L29) レビュー 個性的なカラーが魅力的なスマートフォン
側面の仕上げはマッドな感じです。上下角を切り落とした様になっていますがディスプレイはアルミをそのまま出したメタリック感のある仕上げ、背面側は側面と同じつや消しになっています。
カメラの出っ張りぐらいはこんな感じで結構高さが有ります。
SIMトレーはトリプルスロットなのでSIMカードが2つとmicroSDカードが同時に入る様になっています。最近は防水を謳っていなくてもSIMトレーにゴムパッキンが入っていたりも多いですが有りません。
比較
サイズ感を掴み易いように他のスマートフォンと比べてみます。
左からGalaxy Note 20 Ultra、ZenFone 7 Pro、OPPO Find X2 Proになります。
参考 Galaxy Note 20 Ultra 5G(SM-N9860)簡易レビュー
参考 OPPO Find X2 Pro(OPG01) 実機レビュー
左からiPhone 12 Pro Max、ZenFone 7 Pro、Xperia 1 IIです。
参考 Xperia 1 II(SO-51A) 実機レビュー カメラ·スペック·ベンチマークなど
ソフトウェア
ZenFoneと言うとかなりソフトウェアをカスタマイズしている印象です。ZenFone 7 ProではZenFone 5の時よりAOSPから見た目の変更は少ない気がします。
参考 DSDV 三社VoLTE対応 ZenFone 5Z (ZS620KL) レビュー Antutuベンチマーク・カメラ・評価・サイズ
ZenFone 7 Proの独自機能の部分を紹介しようと思います。
拡張機能
独自機能が大体まとまっています。具体的には片手モード、ポケットモード、手袋モードなどがあります。
モバイルマネージャー
モバイルマネージャーではアプリ個別のデータ使用量の設定やメモリー開放、キャッシュの削除、プライバシー、セキュリティの設定が可能です。
スマートキー
スマートキーではその名の通りスマートキー(電源ボタン)への機能の割り当てを変更できます。
Game Genie
ゲーム時の情報の表示、ライブストリーミング時の画質設定、オーディオソースをマイク、システム内で選べます。
ツインアプリ
同じアプリを2つインストール出来て2つのアカウントが利用できる機能です。
セーフガード
緊急通報や緊急連絡先に電源ボタンを5回押すことで素早く連絡できる機能です。
ジェスチャー操作
着信時に耳を近づけて自動応答やダブルタップでスリープ、ダブルタップでスクリーンオン、スワイプアップで画面を点ける、文字を書いてアプリを起動などが出来ます。
スクリーンレコーダー
画面録画の設定です。解像度、録音ソース、タップ位置の表示などが設定可能です。
スクリーンショット
スクリーンショットの設定です。マルチタスクボタンで撮る設定やファイルフォーマットをJPEG、PNGから選べたりします。
カメラフリップ機能
フリップカメラの各種設定を行えます。
電池
アプリの自動起動の停止など各種省電力設定などが行なえます。
バッテリーケア
充電速度を遅くする設定やバッテリーを満充電しない様に制限する事で電池寿命を伸ばす機能が有ります。
ディスプレイ
アプリを全画面表示する設定やテーマを設定する機能などが有ります。
画面カラーモード
画面のモードを選んだり色温度を設定したり出来ます。
フォントスタイル
フォント変更機能も有りますがどうやら英数字のフォントのみの様です。
フリップカメラ
ZenFone 7 Proの最大の特徴としてアウトカメラをインカメラとしても利用できるフリップカメラが有ります。
フリップカメラはカメラが可動式になっていてカメラを内向きに移動する事が可能な機能です。
落下時に壊れづらい様に加速度がかかると自動的にフリップカメラが折りたたまれる様になっておりその辺も考慮されています。
生体認証
指紋認証の速度やエラーの少なさはかなり優秀です。大多数のハイエンドモデルと違い画面内指紋認証ではないのはちょっと残念です。
顔認証はカメラを使った認証で赤外線などで顔を立体的に認識する物ではないのであまりセキュリティ強度は高く有りません。
また、インカメラがなくフリップカメラで認証するのでカメラが稼働する分少し認証までラグがあります。
ベンチマーク
PCMark
Work 2.0 performanceスコア | 13431 |
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3DMark
Wild Lifeスコア | 4114 |
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Geekbench
シングルコアスコア | 1004 |
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マルチコアスコア | 3453 |
ディスプレイ
記事冒頭でも書いた様にZenFone 7 Proのメリットの一つにディスプレイにノッチやパンチホールない点が有ります。
また、90Hzのフレッシュレートに対応しより滑らかな表示が可能な点も優れているでしょう。ディスプレイの表示品質も十分キレイに思えます。
カメラ
すべてオートで撮影しています。写真をクリックすると元のサイズのままで見れます。
ビル①
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (2.75mm, f/2.2, 1/1387 sec, ISO25)
ビル②
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (5.58mm, f/1.8, 1/1675 sec, ISO25)
ビル③
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (7.48mm, f/2.4, 1/958 sec, ISO25)
橋①
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (2.75mm, f/2.2, 1/120 sec, ISO47)
橋②
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (5.58mm, f/1.8, 1/120 sec, ISO62)
ラーメン①
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (5.58mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO77)
ラーメン②
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (5.58mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO108)
イルミネーション
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (5.58mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO334)
ビル(夜)①
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (2.75mm, f/2.2, 1/12 sec, ISO614)
ビル(夜)②
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (5.58mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO1513)
ビル(夜)③
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (7.48mm, f/2.4, 1/20 sec, ISO244)
ビル(夜)④
ASUS ZenFone 7 Pro(ZS671KS) (5.58mm, f/1.8, 1/15 sec, ISO970)
プリインストールアプリ
プリインストールのアプリは割と多い気がします。NePLAYER、ATOKなんかが入っているのが便利そうかと思います。
ストレージ、メモリー
ハイエンドモデルとしては格別メモリー多い訳では無いですが初期状態ですと半分以上空いているのでまあ余裕があると言っていいでしょう。
256GBの容量でかなり余裕が有ります。またトリプルスロットなのでnanoSIM2つとmicroSDが同時に使えるのでそれでも足りない方はmicroSDを2つSIMを使いたい方でも追加で足せます。
まとめ
この機種の魅力はハードの面ではフリップカメラでしょう。コスト、スペースの面でどうしても画質がアウトカメラに比べて下がってしまうインカメラではなくその両方に使えるカメラになっています。
それ以外ですとSIMフリー市場向けのスマートフォンと言うと概ねミドルレンジ以下が大多数なので数少ないハイエンドモデルと言う部分になると思います。
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