Huawei novaをレビューします。
かんたんな特徴はau VoLTE対応、幅69.1mm、5.0インチのコンパクトなボディ、美しいアルミの外見などです。
Huawei nova
ブログのネタ目的で買った部分も有りますが実機を見た時に側面のヘアライン加工やダイヤモンドカットがカッコよく、欲しいと思い購入しました。最初はHuawei nova Liteを購入しようと考えていました。
その時点で操作した感触も悪くない感じでした。実際の使用感については後で詳しく書きますが使っていて動作も軽く満足度は高いです。
パッケージ
Huaweiのスマートウォッチは購入したことが有りますが、Huaweiのスマートフォンは初めてになりますがスマートウォッチと同じくパッケージには気を使っていて開封時の体験を大事にしている印象を受けました。
また、本体色ごとにパッケージの差し色を変えているのもおしゃれだと思います。
Huawei novaは開けて直ぐ見える場所に縦置きで入っています。スマートフォンが縦置きで梱包されているのあまり見ない入れ方で特徴的です。
本体はビニール包まれています。包装のビニールにはSIMカードやmicroSDの取り付け方が描かれています。
付属品
付属品はC to Aのケーブル、イヤホン、ACアダプター(充電器)、ハードケース、クイックスタートガイド、保証書と撮るのを忘れましたがSIMピンがついています。
ケースはこんな感じで裏面はサラサラとしています。裏面の中側も多分中に入ってしまったゴミとアルミボディ擦り合わない為か細かいつぶつぶ状になっています。
電源ボタンや音量部分また、上下の部分が開口しているので保護性能はそこまで高くは無いです。
ケースが付属しているのは発売間もない事とSIMフリー機種なので種類が少ないことを考えると大分ありがたいです。
外見
質感はかなり高く少し気になる部分も無くは無いですがとてもミドルレンジのスマートフォンには見えません。
特に私が一目惚れした点は側部のヘアライン仕上げです。恐らく金属の上からコーティングがしてありかなり光沢が有ります。写真は光沢が強く上手く撮れませんでした。
あまり大きな面積でこの処理をやると下品に見えると思いますが端部の少ない面積で行うことで背面との質感の違いが目立ちとてもカッコイイです。ダイヤモンドカットもなかな綺麗です。
カメラ周りはNexus 6Pの様に出っ張ってはいませんが似たデザインになっておりガラスで出来ています。ガラスの光沢が少し安っぽくも見えなくも無いです。
少し驚いたのはハイエンドでもSIMトレー部分はプラスチックも使っている事が多いですが、Huawei novaはすべてアルミで作って有り見えない部分への気遣いも感じます。
スペック
メーカー | Huawei |
---|---|
カラー | ミスティックシルバー、チタニウムグレー、ローズゴールド |
OS | Android 6.0 Marshmallow / Emotion UI 4.1 |
カメラ | リアカメラ 1,200万画素 F2.2 1.25μmピクセル 像面位相差+コントラストAF, HDRフラッシュ フロントカメラ 800万画素 F2.0 |
サイズ | 約141.2 × 69.1× 7.1mm |
重さ | 約146g |
ディスプレイ | 5.0インチ 1920 1080 FHD IPS |
SoC | Qualcomm Snapdragon 625 オクタコア |
メモリー | 3GB |
ストレージ | 32GB |
microSDスロット | microSDXCまでの対応 UHS-I |
バッテリー | 3,020mAh |
急速充電 | 5V/2A |
対応周波数 | GSM 850/900/1800/1900MHz
3G B1/5/6/8/19 LTE B1/3/5/7/8/18/19/28/38/40 |
SIMスロット | Nano SIM x 2 microSDとの排他 |
同時待ち受け | 3GとLTEの同時待ち受けに対応 |
VoLTE | au VoLTEに対応予定 |
Blutooth | 4.1 BLE |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n |
センサー | 加速度, コンパス, ジャイロ, 環境光, 近接, HALLセンサー |
指紋センサー | 搭載 |
USB | USB Type C |
付属品 | リモコン付きヘッドセット、ACアダプタ、USBケーブル ( A to C ) 、クイックスタートガイド 、保証書 |
ベンチマーク
今回もAntutu BenchmarkとGeek Benchmarkで測定しました。
Antutu Benchmark
総合スコア | 63967 |
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3Dスコア | 120705 |
UXスコア | 25929 |
CPUスコア | 19819 |
RAMスコア | 5514 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 834 |
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マルチコアスコア | 3133 |
参考LG V20 PRO(Snapdragon 820)
Antutu Benchmark
総合スコア | 147782 |
---|---|
3Dスコア | 58807 |
UXスコア | 48405 |
CPUスコア | 30981 |
RAMスコア | 9589 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 1540 |
---|---|
マルチコアスコア | 3844 |
さすがにSnapdragon 820と比べると見劣りしますがCPUだけで見るとクアッドコアとオクタコアの違いも有りSnapdragon 625を搭載するHuawei novaも高性能です。
私の体感で言うとSnapdragon 800以上Snapdragon 810(発熱時以外)以下の性能と言う感じです。
また、発熱が少なくポケモン GO等の重いゲームで酷使されてもバッテリー温度で35度程度で踏みとどまり実用的に遊べます。
カメラ
画像をクリックすると撮影した原寸大の画像が見られます。AMPページの方は別のタブで開くか、もとのページから閲覧した方が良いと思います。HUAWEI CAN-L12 (3.8mm, f/2.2, 1/25 sec, ISO400)
HUAWEI CAN-L12 (3.8mm, f/2.2, 1/25 sec, ISO400)
HUAWEI CAN-L12 (3.8mm, f/2.2, 1/33 sec, ISO200)
HUAWEI CAN-L12 (3.8mm, f/2.2, 1/33 sec, ISO200)
カメラはそんなに悪くないと思いますが少し暗い感じがします。
samsung SC-04G (4.3mm, f/1.9, 1/50 sec, ISO200)
こちらはGalaxy S6 edgeで撮影した画像です。
OnePlus A3000 (4.26mm, f/2, 1/25 sec, ISO320)
OnePlus 3はこんな感じです。
HUAWEI CAN-L12 (3.8mm, f/2.2, 1/17 sec, ISO3200)
夜景はノイズがかなりありますのであまりきれいでは無いと思います。
HUAWEI CAN-L12 (3.8mm, f/2.2, 6 sec, ISO200)
スーパーナイトと言う設定が有って普通ですと真っ黒にしか撮れない環境でも長い時間撮影する事で明るく撮れます。
上の画像は手で持って撮影したのでブレていますがなかなかハッキリ写っています。面白い機能なので購入した方は試して見てはいかがでしょう。
EMUI4.1
ホーム画面
自分としては気に入らない場合は違うホームアプリを入れるのでそこまで気にしませんがホーム画面デザインはこんな感じです。こちらのホームアプリはドロワーが無いタイプです。
また、プリインストールのアプリもそこまで多くない方かと思います。
タスク画面
タスク画面は横スクロールのタイプです。個人的には一覧性が悪く好みではありません。アプリの一括終了ボタンは押しやすい位置で良いと思います。
設定
設定の一覧です。デザイン的には確かにiOSと似ていると言われるのも分かるような気がします。
通知パネルとステータスバー
通知パネルとステータスバーの各種設定が出来ます。通信速度の表示が出来るなどなかなか痒い所に手が届く機能が揃っています。
クイックセッティングパネル
Huawei novaのAndroid OSのバージョンは6.0ですが4.4以前の様にクイックセッティングパネルと通知パネルが分かれています。個人的には分かれているのは嫌いじゃないです。
クイックセッティングパネルに表示させるショートカットはショートカット部分で縦にスクロールする事で編集する事が出来ます。この部分のUIはあまり親切とは言えないと思います。
APN
APN設定はプリセットが多めなので主要なMVNO(格安SIM)を使っている方は選択するだけで選択出来るので初心者でも設定し易いかと思われます。
指紋認証
指紋センサーの設定です。指紋認証を設定する場合はPINを指紋認証の他に設定する必要があります。
このPINは起動時や指紋認証が上手くいかない時に使う物なので忘れない様にして下さい。
Android標準ですと指紋認証の設定時にPIN以外も選べますがこの機種では選べないので若干不便です。
また、指紋センサーでは長押しジェスチャー、スライドジェスチャーの設定ができ指紋センサーでHuawei novaを操作する事が出来ます。
ジェスチャー機能等
ジェスチャー機能等です。自分で使った感じですとナックルジェスチャーは成功率は低くあまり上手く行きませんでした。
アプリ設定
アプリのデフォルトの設定などはこちらで設定出来ます。
詳細設定
詳細設定と設定に別れている部分がありこの点はあまり使い勝手良いとは私には思えませんでした。
バッテリーマネージャー
画面off時のアプリの自動終了の設定や電源プランの設定などが選べます。
使用感
EMUIがかなり独特な使用感で操作に戸惑う事も多いですが独自の指紋センサーのジェスチャー機能など便利な機能も多いです。
また、ホーム画面がドローワーの無いタイプなので嫌な方はnova Launcherなどのアプリを入れる必要が有ります。
LTEと3Gの同時待ち受けに対応しています。私としてはそこまで要りませんが携帯を1台にまとめられるので欲しい方も結構いると思います。
また、いまの時点ではau VoLTEには対応していませんがアップデートで対応予定なので対応したら便利そうです。
指紋認証は私の手持ちのスマートフォンの中でも1、2を争うレベルで高速で置いた瞬間認証されるイメージです。
Snapdragon 625はミドルレンジのSoC(CPU)ですがかなり高速でこれだけ快適に動けば十分満足な方が多いと思います。
当然Snapdragon 820などと比べるとスクロールなどにカクつきを覚える部分が有りますが私も使っていて不満を覚える事はほとんどありません。
電池持ちは使用時で1時間に12%程度、スリープ時に大体ですが0.5%(省電力機能は切った状態)程度です。
不満な点
不満な点はWi-Fiがacに対応していないので混雑していない5GHz帯が使えない点です。
持っていて気になる点は5.0インチのサイズの割に約146gと最近のスマートフォンの割には重めな事です。
カメラも明るい場所ではそんなに悪くありませんが暗いところですとかなりノイズが目立つ印象です。
ステータスバーのアプリアイコンがAndroid標準と違いアプリ側で設定されたものでは無く普通のアイコンが表示されるのでBattery Mixなどのアイコンで情報を表示するアプリが使えません。
Emotion UI 4.1の時点の感想ですがタスク画面がiOSの様な横スクロール型のタスク画面なっていてアプリの一覧性が悪いのでこちらは気に入りません。
Emotion UI 5.0ではAndroid標準に近い形になるのでアップデートされればこれらの不満は解消されます。
まとめ
Huawei nova Liteのコストパフォーマンの高さに比べると費用帯効果の面では良いと言えませんがアルミボディの質感、同時待ち受け、au VoLTE、Snapdragon搭載などの差が有るので選択肢としては有りだと思います。
ZenFoneと比べると5GHzの対応の有無、対応バンドの違いなどが外見以外での違いになります。
私としてはかなり満足しているのでおすすめな機種です。一番気に入っている部分はボディの質感です。好みも有りますがかなりきれいな作りです。
先行アップデート対象者になったのでレビューしました。
フィルムはまだ買っていませんがこちらにしようと思っています。
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