「OPPO Pad 3 Matte Display Edition」を貸出して貰ったのでレビューします。
- 豊富にカスタマイズ可能なソフトウェア
- 快適な動作
- 144Hzのリフレッシュレートに対応
- 漫画閲覧に最適なアスペクト比
- 良好な電池持ち
- 67W SUPERVOOCフラッシュチャージ対応
- 大きさの割に重め
- 動画では主流な16:9ではディスプレイが7:5なので黒帯が目立つ
- 指紋認証に非対応
OPPO Pad 3 Matte Display Edition
スペック
メーカー | OPPO |
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OS | ColorOS 15 (based on AndroidTM15) |
カラー | Mystic Bronze,、Mystic Black、Mystic Silver |
SoC | MediaTek Dimensity 8350 |
ディスプレイ | 約11.6インチ 2,800 x 2,000 WQXGA+ 144Hz NTSCカバー率: 96%、DCI-P3 カバー率: 97.4%、色差:DeltaE<1 通常輝度: 500nits、日光下での最大輝度: 700nits |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB |
バッテリー | 9,520mAh |
急速充電 | 67W SUPERVOOCフラッシュチャージ |
カメラ | リアカメラ 800万画素 F/2.0 画角77.2° フロントカメラ 800万画素 F/2.0 画角78.1° |
サイズ | 約258 x 189 x 6.3 mm |
重さ | 536g |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
生体認証 | 顔認証(通常のカメラによる) |
microSDスロット | 非対応 |
SIMスロット | 非対応 |
USBポート | USB Type-C |
付属品 | クイックガイド、安全ガイド、USB Type-C データケーブル、マイクロファイバー・ポリッシング・クロス |
パッケージ
恐らくOPPO Pad 3 Matte Display Editionの背面デザインをイメージしたパターンがパッケージに描かれています。OPPOは製品のイメージをパッケージには載せない事が多い印象です。
箱を開けるとビニールフィルムに包まれた本体が見えて来ます。
OPPO Pad 3 Matte Display Editionをのけると付属品があります。
付属品
クロス、USBケーブル、安全ガイド、クイックガイドが付属品です。
外見
OPPO Pad 3 “Matte Display Edition”とあるようにディスプレイがアンチグレア仕様のつや消しになっています。
横持ち時にインカメラがセンターに来るので指でカメラを塞いでしまって顔認証を失敗するというのがないのはいいですね。
背面はサークル状のヘアライン仕上げとなっています。カメラの位置が端ではなく中央になっているのはタブレットとしては珍しい気がします。
表面の仕上げを拡大するとこんな感じで細かいラインが無数に刻まれています。
側面上部には音量ボタン、マイクがあります。側面下部にはキーボード接続用の接点が配置されています。
右側面にはスピーカーが2つ、マイク、そしてUSBポートを備えています。。左側面には2つのスピーカー、電源ボタンがあります。
背面カメラの出っ張り具合はこんな感じでタブレットとしてはカメラ部は大きめです。
ソフトウェア
独自機能などを紹介していきます。
ユーザー補助と利便性
ユーザー補助と利便性では画像のようにタスクバー、ビュー分割、フローティングウィンドウなどの設定が行えます。
フローティングウィンドウ
スマートサイドバー
スマートサイドバーを有効にするとAIサマリー、画面録画、スクリーンショットなどの機能が利用できます。
バッテリー
バッテリーモードや省エネ設定などのバッテリー全般の設定が行えます。
省エネ設定
省エネモード自動的に終了する設定や自動的に終了する設定が出来ます。
バッテリーの状態
最大容量を80%に制限したり、充電時によりバッテリーに負担をかけないように充電します。
バッテリーモードの選択
バッテリーモードを選択し、パフォーマンスを重視するかバッテリーの持ちを重視するかに合わせたモードが利用できます。
通知とクイック設定
アプリ
アプリクローン
同じアプリをクローンする事で2つのアカウントを使ったり用途で使い分けたりする事が出来ます。
セキュリティとプライバシー
アプリロック、アプリの非表示化、プライベートフォルダなどの設定が可能です。
クイック設定
Android 15で変更されたクイック設定の表示方法を前と同じ様に変更可能です。
ステータスバー
ステータスバーに表示するアイコンやバッテリー残量を表示するかなどを設定できます。
画像シャープナー
フォントサイズ
画面リフレッシュレート
動画のカラーブースト
SDRの動画をHDRの動画の様に色域を拡張してより鮮やかに見せる機能です。
ホーム画面とロック画面
サウンド
サウンド効果設定
Holo Audio
Holo Audioはソースごとに立体音響の再生位置を変える事で聞き取り易くなる機能という理解です。
AI機能
AIサマリー
スマートサイドバーを表示してスマート機能を利用できます。
AIサマリーではWEB記事の内容を要約して表示してくれます。
ドキュメント用のAIアシスタント
ドキュメントアプリでのAI機能はこんな感じで文章を要約したり、カジュアルな文体やフォーマルな文体に書き換えなどが出来ます。
AI Studio
AI Studioはこんな感じで写真をあとから加工する事が出来ます。
AI Portraitはテンプレートを選択し、自分の顔に置き換えてくれる機能です。
AI StudioのAI Relmageでは写真全体を指定したスタイルに置き換えてくれる機能です。
メモリー、ストレージ
256GBの容量なので空きは余裕があります。microSDスロットは非搭載ですがまあ十分ではないでしょうか。
メモリーは8GBで初期状態ですと3GBほど空いている感じです。
参考までにRAMの拡張を8GBにすると10.5GBほど空いている表示になります。
プリインストールアプリ
プリインストールのアプリは画像の通りです。メーカー純正のアプリ以外にもNetflixやU-NEXTなどがインストールされていますがアンインストールも可能です。
サイズ比較
Apple iPad Pro 11インチ (第1世代)とOPPO Pad 3 Matte Display Editionを重ねると一回りくらい大きい感じです。画面比率は4.3:3と7:5で違いますが一目瞭然でわかるほど変わっては見えません。
11インチのGalaxy Tab S7と重ねるとこんな感じです。Galaxy Tab S7から短辺方向が伸びたようなサイズ差です。Galaxy Tab S7は16:10のタブレットでは一般的なアスペクト比です。
ベンチマーク
3DMark
Overall score | 3,054 |
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PCMark
Work 3.0 performanceスコア | 13,197 |
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Geek Benchmark CPU
シングルコアスコア | 784 |
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マルチコアスコア | 2690 |
Geek Benchmark CPU(パッケージ名非変更版)
シングルコアスコア | 1,256 |
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マルチコアスコア | 3,584 |
Geek Benchmark CPU(高パフォーマンスモード)
シングルコアスコア | 1,347 |
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マルチコアスコア | 4,109 |
Geek Benchmark COMPUTE(GPU)
OpenCLスコア | 8,104 |
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Vulkanスコア | 8,623 |
バッテリーモードはデフォルトのバランス設定で測定しています。パッケージ名で動作を変更している様なのでパッケージ名を変更したアプリで測定しています。
高パフォーマンスモードだとパッケージ名を変更したアプリでも高パフォーマンスです。その分使用していて熱くなります。
動作
動作は十分すぎるほど快適です。性能的には数年前のハイエンドモデル程度の性能はあるので一部の高スペックを要求するゲーム以外でスペック不足になることはないでしょう。
ディスプレイ
画面占有率は88%でタブレットとしては高い方で本体サイズの割に画面が広いです。
漫画を表示する場合は見開き表示、単ページ表示のどちらともほぼ画面一杯まで表示できるので16:10のタブレットと比べて画面サイズの割に大きく表示できます。
作品名:ブラックジャックによろしく 作者:佐藤秀峰
アスペクト比は7:5なので16:9の動画では表示されない黒帯の部分大きくなります。
まとめ
このタブレットの魅力は白銀比7:5のアスペクト比、ナノテクスチャー加工によるマットなディスプレイでしょう。
性能面はSoCにMediaTek Dimensity 8350、8GBのメモリーとミドルハイクラスなので格別優れているとは言えません実用的には十分な性能です。
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