Galaxy S9+(SM-G965F/DS)を購入したのでレビューをします。海外版を買った訳は速く欲しかったのとExynosを搭載したモデルが欲しかった点、SIMが2つ入る方が良かったなどが理由です。
良かった点
- 動作の快適さ
- ディスプレイの鮮明さ
- カメラの画質
- スピーカーの音質
- 指紋センサーの位置
悪かった点
- 画面のエッジ
- 画面の隅のカーブ
- microSDスロットがSIMスロット1つと排他
Galaxy S9+
スペック
OS | Android 8.0 Oreo |
---|---|
カラー | Lilac Purple、Midnight Black、Titanium Gray、Coral Blue |
SoC | Qualcomm Snapdragon 845/Samsung Exynos 9810 オクタコア |
ディスプレイ | 6.2インチ 2960×1440 WQHD+ 18.5:9 Gorilla Glass 5 有機EL |
メモリー | 6GB |
ストレージ | 64GB |
バッテリー | 3,500mAh |
カメラ | リアカメラ 1,200万画素 F/1.5またはF/2.4 1.4µm 1/2.55″ 77˚ Super Slow-mo OIS リアカメラ 1,200万画素 F/2.4 1.0µm 1/3.6″ 45˚ OIS フロントカメラ 800万画素 F/1.7 1.22µm 1/3.6″ 80˚ |
サイズ | 158.1 x 73.8 x 8.5 mm |
重さ | 189g |
同時待ち受け | Exynos搭載モデル 3Gと4Gの同時待ち受けに対応 Snapdragon搭載モデル4Gと4Gの同時待ち受けに対応 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac MIMO |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
microSDスロット | microSDXCまでの対応(nanoSIMスロット一つと排他) |
SIMスロット | nanoSIM×2 |
USBポート | USB Type-C |
センサー | 虹彩センサー、指紋センサー、HRセンサー、圧力センサー、ジャイロセンサー、近接センサー、加速度センサー、地磁気センサー、RGB光センサー、気圧計、ホールセンサー |
防水、防塵 | IP68 |
オーディオ | Dolby Atmos、ステレオスピーカー、 Dual Audio(Bluetoothデバイスでの同時再生) |
パッケージ
お馴染みになった感のある黒いパッケージです。
外側の筒状の紙を外して開けていきます。
セキュリティシールなので本当は開いているとまずいですが開封されています。
クルクルと開けていきます。個人的にはスマートフォンが直ぐに見える方が好きですがよくある説明書なんかが上に載っているパッケージです。
本体のディスプレイ側のフィルムに特典のギフトの受け取り方が書いてあるみたいです。
付属品
付属品はACアダプター、イヤホン、USBケーブル、データ移行用アダプターがあります。
それに加えてSIMピン、ソフトケースなんかも付属しています。
付属品のケースとしては覆う範囲も広く悪く有りません。
外見
Galaxy S9+の表側はGalaxy S8シリーズと並べてもそっくりなのでどちらがGalaxy S9+か分かる人はほぼいないと思います。
裏側は+ではカメラが2つになっているのでハッキリ違います。また、指紋センサーの位置がカメラの下になったのでその部分も変わっています。
背面パネルは引き続きガラスを採用した光沢のある仕上がりです。
カメラの出っ張りはあまりなくケースをつけなくともガタツキを感じる事はないでしょう。
サイドの部分はメタリック感のある光沢仕上げから若干ザラザラ感のあるつや消しの仕上げに変わっています。ボタンの配置やSIMスロットの位置はGalaxy S8シリーズと変わっていません。
Galaxy S9シリーズからステレオスピーカーになりました。それに伴ってなのかスピーカーの穴が楕円が5個空いた形状からシンプルな横に一文字の形状に変わっています。
カメラ
Galaxy Note 8とはかなりUIが変わっています。モードの切り替えが若干分かりづらかったりしたのでGalaxy S9+の方が操作しやすそうです。
プロモードではISO、絞り、シャッタースピード、色合い、フォーカス、ホワイトバランス、露出、フラッシュ、測光方法、オートフォーカス位置が設定出来ます。
今回新しく絞りの設定が選べる様になっています。選べるのはf/1.5とf/2.4の2つです。
ライブフォーカスではボケの強い写真を撮ることが出来ます。
写真の作例は後ほどたぶん別記事に掲載する予定です。
プリインストールアプリ
初期設定の時にSamsungのアプリはどれを入れるか設定する事が出来ます。今まで海外版のGalaxyを買ったことがないので海外版がこんな仕様なのかGalaxy S9シリーズからこうなったのか分かりませんがそうなっています。
自分で選んだ分を入れなければそこまでプリインストールアプリは多くはないかと思います。
ソフトウェア
Galaxyのソフトウェアはかなりカスタマイズされています。Galaxy S9+はOreoですがNougatのGalaxy s8とあまり見た目や機能はさほど変わりません。
Galaxy S9+で追加された機能は私が気づいた部分と教えてもらた部分でセキュリティフォルダのスタイルにランチャーの追加、タッチパネルの感度を上げる設定、インテリジェントスキャンです。
※セキュリティフォルダの部分はセキュリティの関係かスクリーンショットが撮れませんでした。
アプリのUIは結構変わっていますが端末の設定部分はあまり違いはありません。
それとGalaxy Note 8から追加されてアプリをペア設定してマルチウィンドウで起動する機能があります。
その他の機能はGalaxy S8とほぼ変わらないのでGalaxy S8のレビューを読んで下さい。
参考 Infinity Displayが魅力的なGalaxy S8 SCV36 レビュー
ベンチマーク
Antutu Benchmark
総合スコア | 255029 |
---|---|
CPUスコア | 94627 |
GPUスコア | 94034 |
UXスコア | 57553 |
MEMスコア | 8815 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 3767 |
---|---|
マルチコアスコア | 8975 |
参考Galaxy Note 8(Snapdragon 835)
Antutu Benchmark
総合スコア | 200322 |
---|---|
CPUスコア | 69926 |
GPUスコア | 81076 |
UXスコア | 41818 |
MEMスコア | 7502 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 1814 |
---|---|
マルチコアスコア | 6466 |
ベンチマークの数値としてもかなり性能が上がっています。特にCPUの部分はシングルで二倍程度、マルチでも1.5倍ぐらい高いスコアになっています。
生体認証
Galaxy S8に引き続き虹彩認証、顔認証、指紋認証が使えます。Galaxy S9シリーズからはそれに加えて虹彩認証と顔認証を場面に合わせて自動的に選択するインテリジェントスキャンと言う機能が付きました。
やはりインテリジェントスキャンで顔認証が選択される時は速くて問題無いですが、虹彩認証になると位置合わせがシビアになるので思う様に認証出来ない時があります。
指紋センサーは前に触れたとおりカメラの横の位置からカメラの下の真ん中に当たる部分に配置されています。
指紋認証のエラーもGalaxy Note 8と比べても少なくなりました。具体的には指紋部分が当たる様にすれば多少適当に当ててもミスなく認証されます。
速度自体はHuaweiの機種になれるとそれほどは速くは無いですが一瞬で認証されます。
持ち易さ
6.2インチと大型の画面を搭載するGalaxy S9+ですが横幅の面では18.5:9なので握りづらさは感じません。
背面のカーブが隅に近くなってからなので手の平に沿った感じではなくフィットする感じでは無いです。
搭載SoC(CPU)
Galaxy S9シリーズは販売国で搭載するSoCが別れています。基本はExynosでSnapdragonのモデルもあります。恐らく日本ではSnapdragonを搭載すると思います。
Antutu BenchMarkではSnapdragon搭載の方がベンチマークのスコアは上の様ですが、GeekBenchではマルチ、シングルのスコアでExynosの方が高い数値が出ています。CPUの部分を重視するならExynosの方がおすすめです。
あんまり影響がある人はいないと思いますがExynosの方はDSDSでSnapdragonはDSDVなので3Gと4Gの待ち受けか4Gと4Gで待ち受けできるかと言う違いがあります。
ExynosでもアップデートでDSDVに対応しました。
使用感
性能向上によってGalaxy Note 8に比べても動作の快適さは上がっています。使っていてカクつく事が無いです。私が使っているアプリではどれもスムーズに軽快に動作します。
ディスプレイはGalaxy Note 8から更に明るくなり太陽下でも比較的見やすいです。発色も更に鮮やかで画面に表示されているとは思えないほどです。
電池持ちはそれほど良いとは言えませんが悪くは有りません。大概の人は一日は使えると思います。
今回から強化されたスピーカーはスマートフォンのものとしては素晴らしい出来です。
まとめ
Galaxy S9+の強く進化を感じる部分はカメラです。カメラがf/1.5とf/2.4で変更できるようになり、f/1.5では夜間の撮影で効果を強く感じます。明るい場面ではf/2.4の方が選択されます。
明るい場所でも手動設定ではf/1.5を選ぶ事が出来るので被写界深度の浅いボケの強い写真を撮ることが出来ます。
Galaxy S9+ではGalaxy Note 8にもある望遠用のカメラが搭載されています。近寄れない場面で効果を発揮します
Galaxyシリーズのスピーカーは今まではそれほど悪くは無いですが良いと呼べるものではありませんでした。
今回Galaxy S9シリーズではスピーカーがステレオになり音質もかなり向上しました。
外見的な部分では進化が少ない様に思えるGalaxy S9シリーズですが着実に進化していると感じます。
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Etoren
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