Google Pixel 5を購入したのでレビューしようと思います。
- 画面占有率の高さ
- 90Hzのディスプレイ
- エラーの少ない指紋認証
- 画面の大きさの割に軽い
- 電池持ちの良さ
- 5G対応
- アップデートの速さ
- アップデート保証期間
- シンプルなソフトウェア
- SoC(CPU)がハイエンドではない
- 指紋センサーが画面内指紋認証ではない
- Wi-Fi ax(Wi-Fi 6)非対応
- Google Pixel 3から変わらないメインカメラのセンサー
- Google Pixel 4から削られた機能の多さ
Google Pixel 5
スペック
モデル | Google Pixel 5 |
---|---|
OS | Android 11 |
カラー | Just Black、Sorta Sage |
SoC | Qualcomm Snapdragon 765G オクタコア Titan M セキュリティ モジュール |
ディスプレイ | 6.0インチ FHD+ 有機EL 19.5:9 90Hz HDR |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 128GB |
バッテリー | 4,000mAh |
急速充電 | USB PD(18W) |
ワイヤレス充電 | Qi対応、リバース ワイヤレス充電 |
カメラ | リアカメラ 1,220万画素 F/1.7 広角 77° リアカメラ 1,600万画素 F/2.2 望遠 107° フロントカメラ 800万画素 F/2.0 83° |
サイズ | 144.7 x 70.4 x 8.0 mm |
重さ | 151g |
ネットワーク | 5G FR1 Band n1/n3/n5/n7/n8/n28/n40/n77/n78 LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/ 20/25/26/28/29/30/32 /38/39/40/41/42/46/48/66/71 WCDMA Band 1/2/4/5/6/8/19 CDMA EVDO Rev A: BC0/BC1/BC10 GSM 850/900/1,800/1,900 MHz |
VoLTE | au VoLTE、docomo VoLTE、SoftBank VoLTE、Rakuten VoLTE対応 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac MIMO |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
SIMスロット | nanoSIM×1 eSIM×1 |
USBポート | USB Type-C 3.1 Gen 1 |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロメーター、磁力計、指紋センサー、気圧計、スペクトル センサー、フリッカー センサー |
生体認証 | Pixel Imprint |
FeliCa(おサイフケータイ) | 対応(日本版) |
防水、防塵 | IP68 |
オーディオ | ステレオ スピーカー |
パッケージ
パッケージの表面はGoogle Pixel 4と同じ様なスマートフォンの背面の写真を載せた物です。
#teampixelの文字が今でのPixelシリーズの様に入っています。今でよりシンプルな感じです。
参考 ポップな装いの「Google Pixel 4」 レビュー
箱を開けると直ぐにGoogle Pixel 5が見えます。やっぱり開けて直ぐに見えるのはいいですね。
付属品
付属品は説明書、注意書き、SIMピン、データ移行用アダプター、USBケーブル、ACアダプターとなっています。
USB Type Cからイヤホンジャックへの変換アダプターが付属していないのでUSB Type Cで接続する以外の有線イヤホン等を使う場合は別途変換アダプターが必要になります。
私のオススメはiBasso Audio DC03です。私も既に購入済みで実際にGoogle Pixel 5に挿して使ってみましたが問題なく利用できています。よくある変換アダプターより価格は高いですが廉価なDAPより音質は良いです。
付属のUSBケーブルはUSB2.0の物なのでより高速にデータを移動したい場合はUSB 3.1 Gen 1(USB3.0相当)以上のケーブルが必要になります。
Google Pixel 5はUSB PD対応なので付属のACアダプターも9V/2AまでのUSB PD対応の物です。
外見
今回私が購入したのは「Sorta Sage」のカラーです。
箱から出した時点では当然ですがフィルムで保護されています。
ディスプレイが消灯状態ですと分かりづらい気がしますがパンチホール以外ほぼディスプレイと言う感じの表面です。端の方はアールがついていますがほぼフラットに近い感じです。
カラーのSorta Sageは直訳するとまあまあセージと言う感じだと思います。セージ(ヤクヨウサルビア)色と言う事でしょう。灰色がかった独特の緑色です。
背面の感じはGoogle Pixel 4に似た感じですが指紋センサーがあるのでその点が異なっています。Gの部分はメタリック感のある仕上げになっています。
側面下部のUSBポート、スピーカーの穴はセンターにキレイに揃っていて見ていて気持ちいいです。
左側面にSIMスロットが有ります。若干変わった位置です。
右側面には電源ボタン、音量ボタンがあります。今までのGoogle Pixel シリーズでは色を変えてアクセントにしていましたがGoogle Pixel 5では光沢感のある仕上げに変えています。
Google Pixel 5のカメラの出っ張りは今時のスマートフォンとしては比較的低い感じです。
これは外見なのか若干微妙ですが背面の素材はほぼアルミです。叩いた感じですと指紋センサーとGのロゴの真ん中辺りはプラスチックになっていてこれでワイヤレス充電を実現しています。
ソフトウェア
ソフトウェアはGoogle開発のスマートフォンなだけはありほぼAOSPの素のAndroidです。
ディスプレイの項目では場面に応じてリフレッシュレートを90Hzに変更するスムーズディスプレイもあります。
スタイルではフォントを選んだり、システムアイコンを選んだり、システムアイコンのカラーの変更やアプリのアイコンデザインを選べます。
Google Pixel 5はデフォルトではジェスチャーナビゲーションが採用されています。ジェスチャーナビゲーションは画像にもある通り下からのスワイプでホーム、左右のスワイプで戻る、タスクは下から上にスワイプして長押しです。
説明を聞いて鋭い方は気づいたと思いますがジェスチャーナビゲーションの戻るジェスチャーはアプリの横からスワイプ呼び出すドロワーメニューと干渉します。
ジェスチャーは指紋センサーをスワイプして通知を表示、ふせるだけでサイレントモードをオンなど画像の様に色々有ります。
カメラ
カメラはまだ撮る時間をなかったので写真は有りません。
メインのカメラのセンサーはやはりGoogle Pixel 3から引き続き同じ物を利用しています。
生体認証
指紋認証は高速でエラーも少ないです。背面に指紋センサーがあるのはちょっとがっかりな気もします。
ベンチマーク
Antutu Benchmark
総合スコア | 288665 |
---|---|
CPUスコア | 105707 |
GPUスコア | 54129 |
UXスコア | 59862 |
MEMスコア | 68967 |
Geekbench
シングルコアスコア | 593 |
---|---|
マルチコアスコア | 1624 |
比較 Google Pixel 4(Snapdragon 855)
Antutu Benchmark
総合スコア | 429434 |
---|---|
CPUスコア | 131767 |
GPUスコア | 174005 |
UXスコア | 69797 |
MEMスコア | 53865 |
Geekbench
シングルコアスコア | 684 |
---|---|
マルチコアスコア | 2338 |
ディスプレイ
画面は十分な表示品質の有機ELディスプレイです。90Hzのリフレッシュレートなのでスクロールなどのアニメーションも滑らかに写ります。残像感が少ないのがスクロール時などに良いです。
また、Google Pixel 5では画面占有率が大きく上がっているのも優れた点だと思います。
ネットワーク
対応バンドは豊富です。国内ですとLTE 11、21、5G n79に対応してない位でほぼフルバンド対応です。5GはFR2には対応してませんが、5G対応と言ってもかなりのスマートフォンが対応していないので格別あげつらう程の欠点とは言えないでしょう。
VoLTEはdocomo VoLTE、au VoLTE、SoftBank VoLTE、Rakuten VoLTEのすべてが使えるのを確認しています。
auの4G契約のVoLTE SIMはピクトが立たず利用出来ません。auでは5G契約のSIMしか利用でき無いようです。UQモバイルでは問題なく利用できたのでauからも販売している事からソフトウェアで制限が掛けられているようです。
ドコモでは4G契約のSIM、5G契約のSIMどちらでも利用できました。
ソフトバンクはSIMの種類が色々あるので自社の4GのAndroid用のSIMでの場合を書くとVoLTEでの通話が可能でした。当然ながら4G契約のY!mobileでもVoLTE、データ通信が可能でした。
楽天モバイル MNOではauローミングエリア内でSMS、VoLTE、データ通信を確認しています。記事作成次点では対応端末には記載されていませんがGoogle Pixel 4は対応端末の部分に載っているのでそのうち追加されると思います。
追記Google Pixel 5が楽天モバイル MNOの対応端末に追加されました。5Gへの対応は12月以降を予定との記載になっています。
また、Google Pixel 5はeSIMに対応しているのでそちらで楽天モバイルを利用しています。楽天モバイルのSIM再発行手数料は少し前に無料になったのでeSIMの端末で利用しやすくなりました。
また、1年間は無料で使えるキャンペーンや事務手数料無料のキャンペーン、SIMカードのみで5,000ポイントを還元するキャンペーンを開催しています。
バッテリー
Google Pixel 4から大きく改善したところに電池持ちがかなり良くなっている点が有ります。
単純にバッテリー容量が2,800mAhから4,000mAhに増え、約1.4倍になっていると言うのが大きいと思います。
普通に使った感じでは大体1時間に8%くらい減るペースです。
充電
Google Pixel 5の対応する急速充電規格はUSB PDです。
Quick Chargeには対応していないので今まで使っていたACアダプターがUSB PD対応でない場合は付属のものを使うか新たに買わないといけません。
18WのUSB PDで充電した場合は1時間35分程で1%から100%まで充電が出来ます。
新たに対応した機能として電池の共有が有ります。電池の共有とはGoogle Pixel 5から他のQi対応の製品を充電する機能です。
比較
左からGoogle Pixel 3、Google Pixel 4、Google Pixel 5になります。背面のカラーが違うので結構印象が違います。
ディスプレイ側を比べて見ました。どのスマートフォンもそれほど本体のサイズは変わらないのに世代が新しくなるにつれ画面が大きくなり、画面占有率が上がっているのがよく分かります。
参考 ポップな装いの「Google Pixel 4」 レビュー
ストレージ、メモリー
Google Pixel 5の初期状態でのメモリー容量の空き具合はこんな感じです。SoC(CPU)はミドルハイな割に8GBのメモリーを積んでいるので十分余裕が有ります。
Google Pixel 5の初期状態でのストレージ容量はこれくらい空いています。128GBモデルしか有りませんがまあ大概の人は余裕が有るでしょう。
アクセサリー
ケース
今回も純正のファブリックケースを購入しました。
パッケージには本体の写真が載っています。裏面では70%以上リサイクル素材を利用している事をアピールしています。
パッケージを開けてケースを取り外すとケースの手入れ方法が書いてあります。なんとこのケースは洗濯機(デリケートコース)で洗う事が可能なっています。
購入したカラーはBlue Confettiで青い紙吹雪と言ったところでしょう。
内側も布張りでスマートフォンに傷が着きづらいようになっています。
実際につけるとカメラ周りの寸法は純正のケースなだけ有りピッタリです。当たり前ですが指紋センサーの周りは指を押し付け易い様に広く空いています。
電源ボタンの色はだいだい色っぽい感じです。音量ボタンは上に布が被さっているので分かりづらいかと思いますが電源ボタンの様にスマートフォンのボタンの上にプラスチックのボタンが載っている形になります。
下部の開口部は写真の様に大きめです。
布のケースなのでグリップ感が良くサラサラしていて使い勝手も良好です。
フィルム
QULLOOとか言うメーカーのガラスフィルムを購入しました。
大体ディスプレイの部分を覆う感じです。また、カメラ部分に穴が空いています。
カメラ部分の穴が微妙に下にずれているのでセンターに来るようにすると若干ガラスフィルム全体が上よりになります。
また0.5mm程左によって貼ってしまいましたが元々少し左に穴がズレています。
比較的広い範囲が緩やかにカーブした形状になっているので端からスワイプした時に違和感が少ないです。
ガラスフィルムの滑りはトップクラスとは言えませんがまあまあ良いという感じです。
まとめ
機能と性能を絞って価格を安くした感じなので前モデルと比べると結構見劣りする部分も多いですが、使用感に関わる90Hzのディスプレイや画面占有率、電池持ち、防水防塵など大事な所は押さえているのでまあいいのではないでしょうか。
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