超小型ノートPC GPD Pocket 2（m3-8100Y）レビュー

前々から欲しかったGPD Pocket 2 m3-8100Y版を購入したのでレビューしようと思います。

GPD Pocket 2は名前からも分かるとおりGPD Pocketの後継機種です。後継機種も同じく7インチのディスプレイを搭載したモバイルノートPCです。

GPD Pocket 2（m3-8100Y）

パッケージ

外箱の中に2つの箱が入っています。

黒い方の箱にGPD Pocket 2本体が入っていました。白い方の箱は天空が入れた付属品が入っています。

付属品

私が今回購入した物は天空が販売する物なので他が販売している物は付属品が異なると思いますが紹介します。

本体の箱に入っていたものがこちらでUSBケーブルとACアダプターが付属しています。

もう一つの箱に入っていたのがこちらで天空が付けている物だと思います。

ガラスフィルム、ポーチ、日本語キーボードステッカー、説明書、保証書、WPS Officeライセンスコード、マルチカードリーダーが入っていました。

外見

マグネシウムボディーの本体は質感が高いと言っていいでしょう。

若干気になるのは背面の部分が四隅のネジ止めがされている部分とされていない部分で波打ってしまっている点です。

その他の部分は特に隙間が空いているという事も有りませんし、ヒンジを閉じた時もピッタリ納まっている感じで良いです。

ディスプレイ部分はタッチパネルな為かガラスです。上下のベゼルは狭いですが左右のベゼルは割と広くなっています。これはキーボード部分のスペースもあるので構造的に仕方がないかなと思います。

キーボード

キーボードの配列は一見そこまで押し込められているキーがない様に見えます。

使っていて気になる点はTabキーがEscキーの下でなく横にある点、半角全角キーの位置、Enterキーの大きさ、位置でしょうか。

また、キーピッチが行ごとに違うのもイマイチ馴染めません。キーストロークはノートPCとしてはまあまあ有る印象であまりぺちぺちした感じではないと感じます。

贅沢を言うとキーボードにバックライトも搭載されていたら暗い部屋で使う時も打ちやすかったので良かったかなとは感じます。

半角全角キーは日本向けのBIOSを入れて設定すると半角全角キーとしてちゃんと使え便利です。

光学ポインタ

光学式のポインタがキーボード右上に搭載されています。この光学ポインタは押し込む事でクリック、長押しで右クリックもできます。

意外と細かい操作も可能ですがドラッグやスクロールができないので微妙に足りない感じですが、タッチパネルを搭載しているのでそういった時にはそちらを使っています。

キーボード右上にあるのでGPD Pocket 2の左右を持って立っていても使えて案外モバイルノートPCとしては有りなのかも知れません。

静音モード

GPD Pocket 2には静音モードが搭載されていてファンの回転数を落とすことでほぼ無音になります。

ファンが有効でも物凄くうるさいと言う訳では有りませんが高回転なファンなのでキーンとした感じの音が多少気になります。

静音モードが有効でも冬場の現時点では性能の低下も感じられないので私は積極的に使っています。（ベンチマークテストでは誤差だと思いますが静音モードが有効な方がスコアは上でした）

ベンチマーク

GPD Pocket 2はeMMCを採用しているのでSSDに比べて読み書き共に速くありません。ベンチマークの数値にもはっきり現れています。
実際使っていてもSSD搭載のPCに比べてソフトのインストールが遅く感じます。

CPUとGPUのベンチマーク結果はこんな感じです。ノートPCとしてはそれほど悪くないかと思います。

まとめ

当然ながらバランスがいい製品では全くありません。画面サイズから来る使いづらさやキーボードの部分など欠点も目立ちます。

しかし、このコンパクトなサイズでWindows OSを搭載し、またm3-8100Yとなかなか高性能なCPUを載せているのでいろいろなソフトが万全とは言えませんが動きます。

そしてなにより小さく軽いのでカバンの中に入れてもあまり嵩張りません。コンパクトさを重視する方にはかなりおすすめな一台です。

［セット品］GPD Pocket2[Pocket2本体,保護フィルム,収納ケース付,イヤホン,カードリーダー付きハブ,マウス]

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