OPPO Reno Aを購入してソフトウェア部分があんまり好みではなかったので正直買うか悩んだのですが、ハードが良さそうでついつい欲しくなったので購入しました。
- 急速充電が超速い
- ストレージの容量が大きい
- メモリーが多い
- 比較的安い
- ソフトウェアの機能が多い
- カメラが綺麗
- 120hz駆動に対応したディスプレイ
- 画面占有率の高いディスプレイ
- キャリアモデルなのに付属品(試供品)が豊富
- おサイフケータイには対応しない
- microSDカードには対応しない
- AOSPから掛け離れたUI
- 電池持ちがイマイチ
- 洗練されていないソフトウェア
- ディスプレイのカーブ部分が反応しない
- 音量ボタンがシーソー式では無いので電源ボタンと押し間違える
OPPO Find X2 Pro(OPG01)
スペック
OS | ColorOS 7.1 Android 10 |
---|---|
カラー | オレンジ、ブラック |
SoC | Qualcomm Snapdragon 865 オクタコア |
ディスプレイ | 6.7インチ 3,168×1,440 WQHD+ 有機EL 120Hz |
メモリー | 12GB |
ストレージ | 512GB |
バッテリー | 4,260mAh |
カメラ | リアカメラ 4,800万画素 広角 f/1.7 リアカメラ 4,800万画素 超広角 f/2.2 リアカメラ 1,300万画素 望遠 f/3.0 フロントカメラ 3,200万画素 f/2.4 |
サイズ | ブラック:高さ約165mm×幅約74mm×厚さ約8.8mm オレンジ:高さ約165mm×幅約74mm×厚さ約9.5mm |
重さ | ブラック:約217g オレンジ:約200g |
対応周波数 | 5G Band n77/n78/n79 FDD-LTE Band 1/3/8/18/19/26/28 TD-LTE Band 42 W-CDMA Band 1/6/8/19 下り最大3.2Gbps 上り最大183Mbps |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
急速充電 | USB PD、65W SuperVOOC 2.0 |
SIMスロット | NanoSIMスロット |
microSDスロット | 非搭載 |
テレビ | 非対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
防水防塵 | IP68 |
パッケージ
青いパッケージです。表面のテクスチャーも凝っていてかなり高級感が有ります。
側面と裏面には各種スペックや注意書きが書いてあります。
パッケージを開けるとケースや説明書が入った箱が見えます。
そちらを退けるとスマートフォンが見えてきます。
付属品
キャリアモデルとしては付属品は豊富です。イヤホン、ACアダプター、USBケーブル、SIMピン、ケース、説明書等が付いてきます。
ACアダプターは65W SuperVOOC 2.0に対応したものなので超高速な充電が可能になっています。
外見
ディスプレイ側はパンチホールタイプなのがちょっと珍しいくらいで流行っている両端がカーブした形です。
私が購入したカラーはオレンジなので背面の素材はヴィーガンレザー、要するに合皮です。
写真なのでモニターで色味が変わってしまうと思いますが所謂オレンジで想像する色合いより赤みが強い色です。
なんと呼ぶのが適切なのかよく分かりませんが金属製のOPPOとロゴが入ったバッチがアクセントになっています。
側面上部にはマイクがある程度です。側面下部にはスピーカー、USBポート、SIMスロットが有ります。USBポートがセンターから微妙にズレているのがちょっと気になります。
側面は鏡面仕上げのアルミフレームでコチラもオレンジ?カラーになっています。また、形状も写真から見て取れる様に凝っていて中央部分が凹んだ形になっています。
左側面には音量ボタンが配置されています一般的に音量ボタンはシーソー様な形状になっている事が多いですがOPPO Find X2 Proはアップ、ダウンで独立したボタンになっています。
右側面の電源ボタンには緑色のラインが入っていてアクセントになっています。こう言ったデザインはHuaweiがよく採用しているので参考にしたのかなと思います。
今時のスマートフォンとしてはカメラの出っ張り具合は標準的かなと思います
ソフトウェア
OPPO Reno AのColorOS 6で使い辛い部分がOPPO Find X2 ProのColorOS 7では改善されていて大分使いやすくなっていました。
具体的に良くなっていた部分は通知バーの通知アイコンがドロワーに表示される物から通知用のアイコンに変わっていたので例えばバッテリー残量を表示するアプリなんかも問題なく利用出来る様になっています。
また、今までデフォルトのホームアプリではドロワーが有りませんでしたが利用する事が可能になっています。
待受画面&ロック画面マガジン
ホーム画面のレイアウト、アプリの自動追加、壁紙設定などが行えます。
ホーム画面モード
ドロワーを使うか使わないか、シンプルモードにするかが設定出来ます。
アイコンスタイルの設定
アイコンのデザインを選べます。
Dolby Atmos
Dolby Atmosの設定が出来ます。
ディスプレイと輝度
ディスプレイの解像度の設定やリフレッシュレート、ダークモードなどの設定が出来ます。
画面色モードではディスプレイの表示設定が3通りから選択できます。
通知とステータスバー
通知を削除する時に右からか左からか選べたり、バッテリー残量を表示したり、ステータスバーの通知アイコンを数で表示したり、なしにしたり出来たりします。
ロック解除方法
生体認証は顔認証と指紋認証が使えます。
サイレントモード
サイレントモードではこんな感じで着信の許可やメディアの消音などが設定できます。
スマートドライビング
Bluetooth カーキッドやBluetoothデバイスに繋いだ時に自動的に通知などを表示しないスマートドライビングを自動的にオンに出来たりします。
便利ツール
Googleアシスタントの起動設定やスマートサイドバーなど各種設定が行えます。
ジェスチャーとモーション
その名のとおりでジェスチャーでスマートフォンを操作できます。
ナビゲーションボタン
ジェスチャーやナビゲーションバー、スワイプアップジェスチャから好きな設定が選べます。
バッテリー
省エネ設定や高パフォーマンスモード、バッテリー残量表示などが可能です。
その他の設定
その他の設定はOTG接続を有効にするなどが設定できます。
画面録画
画面録画そのままで画面を録画する時の画質や録音の設定になっています。
スクリーンショット
スクリーンショットはスクリーンショットをジェスチャーで撮る設定や編集後の元画像の保存設定などが選べます。
自動オン/オフ
電源を自動的に入れる時間と自動的に切る時間が決められます。
App cloner
同じアプリを2つ入れられてアカウントの使い分けなどに役立ちます。
ゲームスペース
ゲームスペースではパフォーマンス設定や通知を表示しない設定が出来ます。
Wi-Fi
Wi-Fiアシスタントでは接続品質が高いWi-Fiネットワークに自動的に繋いだり、どのWi-Fiネットワークも接続品質が悪い場合は自動的にモバイルネットワークに切り替えたり出来ます。
デュアルWi-Fiアクセラレーション
現在接続中のWi-Fiが弱い場合は自動的に2番めのWi-Fiネットワークに接続します。
フォンマネージャー
設定ではなくフォンマネージャーと言うアプリですが色々大事な設定がこちらで出来ます。
プライバシー権限
アプリの権限やフローティングウィンドウの設定を変えられます。
最近のタスクマネージャ
最近のタスクマネージャではタスク画面で消去した時にアプリを終了しない様に設定出来ます。
スタートアップマネージャ
自動起動やバックグラウンドでの自動起動の設定です。こちらを設定しないとアプリがバックグラウンドで動かず勝手に止まってしまいます。
入金取引保護
決済系アプリを保護できます。
クイックセッティングパネルはやたらと隙間が多い物から普通な感じになりました。
AOSPのスマートフォンですとタスク画面からアプリ情報の画面に飛べますがColor OSでは飛べなくて不便です。
ベンチマーク
Antutu Benchmark
総合スコア | 605618 |
---|---|
CPUスコア | 187817 |
GPUスコア | 217771 |
UXスコア | 95621 |
MEMスコア | 104409 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 902 |
---|---|
マルチコアスコア | 3258 |
Galaxy Note 20 Ultra 5G(Snapdragon 865 Plus)
Antutu Benchmark
総合スコア | 603795 |
---|---|
CPUスコア | 173052 |
GPUスコア | 242135 |
UXスコア | 92237 |
MEMスコア | 96371 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 986 |
---|---|
マルチコアスコア | 3206 |
使用感
動作はとても快適です。また、ディスプレイが120Hzなのでも体感で滑らかに見えその点も使用感に寄与しています。
指紋認証
指紋認証は画面内指紋認証となっています。画面内指紋認証ですと通常の指紋認証に比べてエラーが多く認証速度も劣るイメージですがOPPO Find X2 Proは認証速度、エラー共に優秀です。
サイズ比較
似たようなサイズ感のGalaxy Note 20 Ultra 5Gと比べるとこんな感じで縦はほぼ同じで横幅が3mmほど小さいです。
参考 Galaxy Note 20 Ultra 5G(SM-N9860)簡易レビュー
ディスプレイ
有機ELのディスプレイはキレイです。また、競合のGalaxy Note 20 Ultra 5Gとは違ってWQHD+の解像度のまま120Hzの設定が可能なのは優れている点でしょう。
私が持っているスマートフォンの中ではOPPO Find X2 ProとGalaxy Note 20 Ultra 5Gがトップクラスに動作が滑らかです。
持ちやすさ
背面のカーブのお陰で大きさの割には持ちやすいです。オレンジカラーで約200gと重めですがスマートフォンが6.7インチと大きめなのでそれほどは気になりません。
充電
65W SuperVOOC 2.0はとても高速な急速充電で公称で約38分、実測でも44分ほどで1%から100%まで充電出来ます。
バッテリー
電池持ちは普通に使っていて1時間に15%ぐらい減ったりもするのであんまり良くないです。やはり解像度と120Hzのディスプレイが悪影響なのでしょうか。
カメラ
写真は一部夜モードでほぼオートの設定で撮影しています。写真はクリックすると原寸大のリサイズなしで見れます。
ビル①
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/149 sec, ISO100)
ビル②
OPPO Find X2 Pro (15mm, f/3, 1/100 sec, ISO160)
ビル③
OPPO Find X2 Pro (15mm, f/3, 1/100 sec, ISO213)
ビル④
OPPO Find X2 Pro (15mm, f/3, 1/50 sec, ISO197)
鉄塔
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/60 sec, ISO320)
木
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/40 sec, ISO800)
花①
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/7 sec, ISO6400)
花②
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/120 sec, ISO320)
町並み
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/2232 sec, ISO100)
池(夕方)①
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/6 sec, ISO6400)
池(夕方)②
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/5 sec, ISO6400)
ビル(夜景)
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/100 sec, ISO500)
町並み(夜景)
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/10 sec, ISO5000)
夜景①
OPPO Find X2 Pro (3.05mm, f/2.2, 1/100 sec, ISO400)
夜景②
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/231 sec, ISO250)
夜景③
OPPO Find X2 Pro (15mm, f/3, 1/33 sec, ISO1250)
月
OPPO Find X2 Pro (15mm, f/3, 1/100 sec, ISO102)
定食
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/100 sec, ISO320)
ラーメン
OPPO Find X2 Pro (6.59mm, f/1.7, 1/100 sec, ISO500)
色味がHuawei程は盛ってなくそれでいて実物そのままよりは発色がいい感じのなかなか好みの画作りです。
光学5倍相当の望遠なのでかなり遠いところでもしっかり撮影出来ます。また、夜モードを使えばかなり真っ暗な池の写真も暗いですが写せます。
食べ物も美味しそうな色合いで撮れています。総合的にスマートフォンのカメラとしては文句ないかなと思います。
メモリー/ストレージ
12GBもメモリーがあるのでかなり余裕が有ります。
au版は512GBのストレージなので普通に使う分には容量が足りなくなると言う事は先ずないでしょう。
プリインストールアプリ
プリインストールのアプリはそこそこ多いかなと思います。
アクセサリー
ケース
欲しいケースが見つからなかったので付属品のケースを利用しています。
透明度が高く付属品とは思えない程出来はいい感じです。
付属品のケースはバッチの部分が切り抜かれています。
フィルム
取り敢えず本体に張ってあるフィルムを使っていますが、こちらのPDA工房のフィルムを買ってあります。
こういったカーブしたディスプレイで全面を覆うフィルムが欲しい場合はこちらがオススメです。
まとめ
FeliCa(おサイフケータイ)を求める方以外にはとてもオススメです。OSが癖が有りますが、カメラの画質、120Hzのディスプレイ、ボディの出来の良さどれも素晴らしいです。
強いて難点を上げるならカラーで寸法が違うのでケースが殆ど無い点ぐらいでしょうか。
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