今回CHOETECH様からQi 急速 ワイヤレス充電器 T518を提供していただきましたのでレビュー致します。
ワイヤレス充電器 T518
パッケージ・付属品
Qi充電器本体とmicroUSBケーブル太さ4mm更に保証書がついてます。
外見
表面は光沢の有る黒いプラスチックと滑り止めのゴムと更に外周部にスモークブラックのプラスチックが使われています。
光沢のある仕上げなので指紋が目立ちます。また、スモークブラック部分がLEDで発光しますが、完全な透明では無いので少し見づらい感じが有ります。
デザインとしては機能性デザイン性を両立したいいデザインだと思います。
裏面はツヤ消しの黒いプラスチックと滑り止めのゴムで出来ています。
普段から見るものでは無いので特にコメントは無いです。
Qi
QiはWireless Power Consortiumが策定したワイヤレス充電の規格の一つです他にはPMA、A4WPやPower MattersAllianceとAlliance for Wireless Powerの2の業界団体が統合したAirFuel AllianceのRezenceなどの規格が有ります。
Qiはその中でも今の所一番普及した規格と言えるでしょう。
日本では置くだけ充電という名称でスマーフォンなどに搭載されてきました。
ソース
Wireless Power Consortium
Power Matters Alliance
AirFuel Alliance
Qiの問題点
問題①
充電速度の問題Qiはバージョン1.0、1.1共に5wまでの規格でした。
その為スマートフォンのバッテリー容量が増えるに従い充電できるW(ワット)の低さ(5V換算で1A)がアダになり充電時間が長くなりました。
有線の高速充電規格のQuick Charge 3.0で一般に普及しているものでは18Wの充電に対応しています。
実測値でも15W程度出るようです。ピーク時で3倍程度の差が有ります。
私が持っているGALAXY s6 edgeではQuick Charge 2.0では1時間半程度、Qiでは3時間半程度充電に時間が掛かります。
問題点②
デザインの制約Qiは電磁誘導と磁界共鳴(バージョン1.2で追加されました)で充電を行う都合上金属を背面に使えません。
最近のデザインの流行りはアルミを使うことなので大きな制約になります。
また、Qiのコイルの分厚さが増します。スマートフォン厚さはアピールポイントの一つなのでその分不利になります。
Qiのまとめ
上記の問題点の内特に充電速度の面がQi採用が減った理由では無いでしょうか。
また、防水スマートフォンがキャップレス防水に殆どになったのも向かい風になったのかもしれません。
私は充電速度の問題が解決したQiバージョン1.2が出来たことで採用が増えることを期待しています。
Qiの世代
Version 1.0
- Qi送電装置は5ワットの電力をQi対応受電装置に伝送します。
- 送電装置の設計には、シングルコイル送電装置、コイルアレイ送電装置、ムービングコイル送電装置の選択肢があります。
- 柔軟性に富んだQi受電装置の設計
- 柔軟性が限られたQi送信装置の設計
Version 1.1
- 送電装置設計の自由度を拡張。12種類の送電装置仕様から選択できるようになりました。
- 「異物検出」感度の向上。これにより、動作中の送電装置の近くにある金属体への加熱を防ぎます。
- USB充電器によるQi送電装置への給電を可能化。
Version 1.2
- 急速充電が可能になりました。送電装置は15Wまでの電力を送れるようになり、受電装置も15Wまでの電力を受けるオプションが追加されました。
- 改善された送電装置の温度試験。
- 改善された信号タイミングの要求事項
- 「異物検出」動作リミット値の変更
製品仕様
仕様は入力5v/2A、9V/1.7A出力10Wになってます。
この商品は10wまでの対応になってますが、今のところスマートフォンでは15wまでに対応した機器は販売されていないので特に問題は無いと思われます。
本体重量はワイヤレスチャージャーのみ重量で78gでした。
使用感
今私の手元にあったQi対応のものでしっかりと充電出来るかテストしました。
USBケーブル接続時LEDランプ点灯
YotaPhone 2、GALAXY S6 edge、docomo ポケットチャージャー03 すべて問題なく充電できました。
Qiバージョン1.1以下のものは青色の点灯です。Qiバージョン1.2ですと緑に点灯します。
Qiは結構充電できる位置がシビアでしっかりと置けてない場合充電が遅いことがあり、その際発熱がひどいことがA社のQiワイヤレスチャージャーでありました。
今回の商品では充電が遅いことはありましたが発熱があまりなく安心して使えました。
光センサー付きで自動消灯なので夜間真っ暗で寝たい方でも使用できます。充電時以外のLEDの点灯はありません。また、充電完了後はLEDの消灯が確認できました。
製品自体の感想ではありませんがQiでコード無しで充電出来るのはとても便利で、対応のスマートフォンを買った時からずっと使っています。
まとめ
日本ではGalaxy S7 edge以外にQiバージョン1.2(ワイヤレス急速充電対応)のスマートフォンは売っていないので若干時期尚早な感じが有ります。
海外ですとGalaxy Note 5やGalaxy S6 edge Plusなどまた多分アメリカモデルだけですがLG G6が対応しています。
Qiは下位互換がありますのでQi対応のスマートフォンなどをお持ちの方は、デザインも良く光センサー付きでなかなかいいものでしたのでこちら商品などを購入してみてもいいかもしれません。
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