今回RAVPower(ラブパワー)様よりUSB PD対応のモバイルバッテリーを提供して頂きましたのでレビュー致します。
USB PD対応 RAVPower 26800mAh USB-C モバイルバッテリー RP-PB058
梱包付属品
梱包はあまり見たことがないタイプの物でした。
画像の外箱の中にグリーンの箱が2つ入っておりそれぞれモバイルバッテリー、収納ポーチ、長い約67cmのmicrousbのケーブルと短いmicrousbの約25cmのケーブル、USB Type Cのアダプター更にUSB PD対応のACアダプター入ってました。microusbのケーブルはコードが平たいタイプで俗にきしめんなどと言われるものです。
残念ながら商品説明にもあるとおりUSB C to Cのケーブルは入っていませんのでお手元にない場合はこちらなどのUSB PD対応のケーブルを購入してください。追記私がレビューした時と同梱品が変わっています。ACアダプターが無くなった代わりにC to Cのケーブルが付属する様になりました。
USB PD対応のACアダプターのおすすめはこちらの2点です。W数が違いますので自分のPCにあった製品を選んで下さい。
外見
モバイルバッテリーは全面ツヤ消しのマット仕上げです。側面だけ光沢仕上げのモバイルバッテリーよりは好きですがそんなにかっこいいデザインではないですね。
入力は2系統でmicrousbとUSB type Cになります。
出力はUSB Standard Aが2つとUSB Type Cが出力にも使えます。
LEDランプは4つです大容量なので5つは欲しかったです。
LEDランプはボタンを押すことで点灯します。
スマートフォンへの充電はボタンを押す必要は無いようです。
ACアダプターは半ツヤみたいな若干光沢が有る仕上げで凹んだ部分は光沢が有るようになってます。
本体重量
モバイルバッテリーが457gACアダプターが75gでした。
容量からすればしかたが無いですがかなり重いです。
USB Power Deliveryとは
USB PDとは電源の供給もUSBで行おうという規格です。
2012年には業界団体のUSB.orgにUSB PD 1.0が策定されたみたいですがメーカでの採用は2014年08月、USB 3.1 Gen2規格にUSB Type-CがUSB PDの追加されてからの2015年04月10日のMacBookでの採用が私が知っている限りの早期の採用です。
5V、9V、15V、20Vの4段階の電圧が有り3Aを上限に切り替わるようです。(初期のUSB PD 1.0には12Vが規定されています)
W(ワット)ごとに対応しなければならない電圧が規定されています。
これによると今回の商品では20Vに対応しなくてもいいような?
今回の商品では30Wまでになりますが100Wまで規格が策定されています。
USB PD対応機器はMacBook、XPS 13(9350)、MacBook pro新型、MateBook、ZenBook3、TransBook 3変わったところではゲーム機のNintendo Switchが対応しているようです。LG V20PROもスペックには載っていませんがUSB PDで充電できることを実機で確認しています。
ソース
性能テスト
容量テスト
容量からテストしていきます。
先ずはモバイルバッテリーからどれくらい充電できるかです。
測定はモバイルバッテリーからスマートフォン・タブレットの充電で行いました。
計測値は小数点下3桁四捨五入で表記しています。
mAh | W | |
カタログ3.7V | 26800mha | 99.16W |
3.7V | 22141.351mAh | 81.923W |
5V | 16384.6mAh |
約82.6%の効率なのでまあまあいいほうでしょう。約17.4%が変換ロス等になります。
次にモバイルバッテリーへはどれくらい充電できるかテストしました。
計測値は小数点下3桁四捨五入で表記しています。
mAh | W | |
カタログ3.7V | 26800mha | 99.16W |
3.7V | 28789.189mAh | 106.52W |
5V | 21304mAh |
充電は約107.4%でロスが7.4%程度でしたこんなものでしょう。
microusb端子からの充電には14時間15分程度かかりました。
上記の結果からiPhone7を11回、Phone7 Plusを7回、12インチのMacBookを2回程度、ZenBook 3を2回程度、Galaxy S7 edgeを6回程度充電できることがわかりました。
入出力アンペアテスト
モバイルバッテリーの出力(スマートフォンへの充電等です)は2.1Aまで確認できました。
1つあたり2.4A、2つで3.4Aとなってますがしっかりと使えそうです。
iPhone、Androidともに問題なく急速に充電出来ます。
1.5Aまでしか確認できませんでした。
表記だと2Aの入力に対応しているはずですが確認できませんでした。
USB Type Cの入力テスト
テストは付属のACアダプターで行いました。
時間 | ランプ |
08:17 | 充電開始 |
9:17 | 0 |
10:17 | 2 |
11:30 | 3 |
12:20 | 消灯(充電完了) |
USB PDにモバイルバッテリーの入力(出力もですが)が対応しているので高速な充電が出来ているのがわかります。microusbの入力と比べ3倍程度高速です。
2016/12/01計測し直しましたので修正しました。
結果いつ充電完了したかはっきりとはわかりませんが12:20にはランプが消灯していました。商品説明ですと4時間半でしたが、実際には4時間程度で充電が終わりました。
今回のモバイルバッテリーはUSB type Cの入出力は5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5Aに対応しています。
書き忘れましたがACアダプターもモバイルバッテリーと同じ出力仕様です。5Vの計測ですと106.52wでしたので同じだと仮定すると15V×2Aで30Wで4時間で120Wなので殆どの時間30Wで充電していた計算になります。
まとめ
USB PD対応のモバイルバッテリーは日本で売っているのは今のところ(2016/11/23現在)こちらを入れて2つしかありません。
MacBookやMateBook、ZenBook 3等のUSB PD対応機器をモバイルバッテリーで急速充電したい方また、大容量のモバイルバッテリーを高速に充電したい方そんな方にオススメできるモバイルバッテリーです。
MateBookを充電できるかテストしたところ問題なく充電できました。
詳細は下記の記事を参照して下さい。
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