前回の記事の通りLINEモバイルに申し込みしました。当日に発送されたLINEモバイルのSIMが申し込みの翌日に届いていました。
皆さんもLINEモバイルの実際の速度が気になると思うので時間を変えて速度をドコモ本体の速度と比較しながら測定しました。
まず、届いたSIMを端末に入れます。それだけでは通信出来ないので次の手順の通り設定します。
APN設定
Androidの場合
Androidの設定を開きます。設定の開き方としてはクイックセッティングパネルの赤い丸で囲んだ部分の歯車アイコンをタップします。設定の見本に使ったのはAndroid 5.0の物なのでお手元端末とは少し違うかもしれません。またはホーム画面やドロワー(アプリ一覧)から歯車アイコンやドライバー・スパナアイコンを押すとおぼえてください。
赤い四角で囲んだもっと見るをタップします。
赤く線で囲われたモバイルネットワークを押します。
赤い枠で囲まれたアクセスポイント名をタップします。
赤い丸で囲まれたプラスアイコンをタップします。
画像の赤い四角に囲まれた設定箇所に下記の表の通り入力します。
名前 | LINEモバイル(自分が分かればなんでも良いです) |
---|---|
APN | line.me |
ユーザー名 | line@line |
パスワード | line |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
赤い丸で囲まれた先程設定したAPNの今回場合はLINEモバイルのAPNにチェックが入るように選択します。
Androidの場合はこれで設定終了です。
iPhoneの場合
iPhoneでは設定プロファイルをこちらから設定プロファイルをダウンロードします。その時ダウンロードに使用するブラウザはSafariを使用して下さい。それからプロファイルをインストールします。iPhoneの場合はこれで終了です。
スピードテスト
ドコモ本体のSPモードと比較しながら速度を測定しました。
2016年12月
基本的にはLTEバンド3のみで測定しているはずですが違う場合もあるかもしれません。測定場所は東京です。また、測定サーバーはつくばサーバに統一して計測しています。
12時台
LINEモバイル
ドコモ本体
12月19日の12時台の結果をまとめたのが下記の表になります。
スピードテスト | Ping(応答速度) | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
LINEモバイル(一回目) | 37ms | 29.74Mbps | 18.63Mbps |
LINEモバイル(二回目) | 33ms | 38.92Mbps | 9.81Mbps |
ドコモ本体(一回目) | 31ms | 47.16Mbps | 4.61Mbps |
ドコモ本体(二回目) | 32ms | 43.41Mbps | 6.43Mbps |
上記の表通りドコモ本回線とあまり差が無い速度が出ています。12時台は昼休みの会社員などで混雑するはずですが私が計測した限りでは速度の低下はほとんど見られないと言っていいでしょう。
18時台
LINEモバイル
ドコモ本体
12月19日の18時台の結果をまとめたのが下記の表になります。
スピードテスト | Ping(応答速度) | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
LINEモバイル(一回目) | 37ms | 30.94Mbps | 21.12Mbps |
LINEモバイル(二回目) | 36ms | 33.85Mbps | 26.91Mbps |
ドコモ本体(一回目) | 31ms | 43.03Mbps | 19.34Mbps |
ドコモ本体(二回目) | 33ms | 48.34Mbps | 12.64Mbps |
18時台も帰宅が始まるので混雑するはずですが最大でも18Mbps程度しか変わりません。
24時台
LINEモバイル
ドコモ本体
12月20日の0時台の結果をまとめたのが下記の表になります。
スピードテスト | Ping(応答速度) | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
LINEモバイル(一回目) | 37ms | 44.20Mbps | 7.52Mbps |
LINEモバイル(二回目) | 33ms | 29.45Mbps | 6.60Mbps |
ドコモ本体(一回目) | 32ms | 29.82Mbps | 8.91bps |
ドコモ本体(二回目) | 33ms | 35.87Mbps | 2.06Mbps |
誤差の範囲内とは言え混雑しない0時台はドコモ本体に勝っている時も有ります。
2017年12月
CA_1-3で測定していますので前回よりドコモ本体(SPモード)の速度が上昇しました。測定場所は東京です。また、測定サーバーはドコモのスピードテストで結果が良いものに変更しながらテストしています。
08時台
LINEモバイル
ドコモ本体
12月27日の08時台の結果をまとめたのが下記の表になります。
スピードテスト | Ping(応答速度) | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
LINEモバイル(一回目) | 49ms | 32.97Mbps | 4.20Mbps |
LINEモバイル(二回目) | 56ms | 47.48Mbps | 4.70Mbps |
ドコモ本体(一回目) | 37ms | 45.19Mbps | 6.05Mbps |
ドコモ本体(二回目) | 29ms | 54.77Mbps | 6.02Mbps |
上記の表通りドコモ本回線とそこまで差が無い速度が出ています。08時台は混雑していませんので当然の結果でしょう。
12時台
LINEモバイル
ドコモ本体
12月27日の12時台の結果をまとめたのが下記の表になります。
スピードテスト | Ping(応答速度) | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
LINEモバイル(一回目) | 53ms | 9.51Mbps | 5.72Mbps |
LINEモバイル(二回目) | 59ms | 8.17Mbps | 5.59Mbps |
ドコモ本体(一回目) | 37ms | 67.03Mbps | 5.72Mbps |
ドコモ本体(二回目) | 37ms | 51.38Mbps | 9.00Mbps |
かなり速度の低下が見られます。12時台は混雑しているので今までが異常だっただけでしょうそれでもMVNOの中ではかなり速いほうです。
18時台
LINEモバイル
ドコモ本体
12月27日の18時台の結果をまとめたのが下記の表になります。
スピードテスト | Ping(応答速度) | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
LINEモバイル(一回目) | 51ms | 8.77Mbps | 1.71Mbps |
LINEモバイル(二回目) | 43ms | 16.21Mbps | 2.07Mbps |
ドコモ本体(一回目) | 37ms | 30.07Mbps | 0.92Mbps |
ドコモ本体(二回目) | 55ms | 28.79Mbps | 0.66Mbps |
それなりの速度の低下が見られます。混雑しているので比較的健闘している方でしょう。
21時台
LINEモバイル
ドコモ本体
12月27日の21時台の結果をまとめたのが下記の表になります。
スピードテスト | Ping(応答速度) | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
LINEモバイル(一回目) | 49ms | 32.97Mbps | 4.20Mbps |
LINEモバイル(二回目) | 49ms | 13.74Mbps | 3.64Mbps |
ドコモ本体(一回目) | 26ms | 64.66Mbps | 4.42Mbps |
ドコモ本体(二回目) | 31ms | 46.46Mbps | 4.25Mbps |
そこまでは混雑しない21時台はドコモに比べると見劣りしますが十分と言って良い速度が出ています。
24時台
LINEモバイル
ドコモ本体
12月28日の24時台の結果をまとめたのが下記の表になります。
スピードテスト | Ping(応答速度) | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
LINEモバイル(一回目) | 51ms | 27.52Mbps | 21.18Mbps |
LINEモバイル(二回目) | 51ms | 58.44Mbps | 21.47Mbps |
ドコモ本体(一回目) | 30ms | 85.13Mbps | 9.05Mbps |
ドコモ本体(二回目) | 22ms | 73.19Mbps | 13.70Mbps |
深夜は当然の事ながら速いですね更にドコモはもっと速いですが体感では殆どの場合分からないと思います。
結果おまけ
おまけにWi-Fiで光回線に接続している場合のスピードテストも参考に置いときます。
まとめ
12月時点
総じて速度の低下も少なく実際に使っていて遅いと感じた場面は全くありませんでした。
そういえば解説していなかったのでPingとダウンロード、アップロードの意味を平たく言います。
Pingはサーバーが応答にどれ位の秒数が掛かったかです。単位のmsは1000分の1秒と言う意味です。
ダウンロード、アップロードは今回の場合1秒間に何Mbのデータを送れるかと言う意味です。今回の場合はダウンロードはスマートフォンにサーバーからデータをこれだけの量送れると言う事でアップロード場合は逆にスマートフォンからサーバーに1秒間にどれだけ送れるかと言う事になります。
どれ位この速度が維持できるか分かりませんが今の所キャリアと比べても劣らない速度が出ているのでかなりオススメ出来る格安SIMであると思います。キャリアの回線と比べてもLINE、Twitter(私が検証した限りだと公式クライアントアプリではないSobaChaの使用でもデータ消費はありませんでした恐らく他のクライアントアプリでも同様だと思われます)、Facebook、Instagramのデータ消費がないカウントフリーのプランが有る所も大きな魅力です。
また、LINEモバイルの回線はNTTコミュニケーションズから回線を卸して貰っているのでLINEを完全には信頼できない方でもある程度安心して契約出来ると思います。
NTTコミュニケーションズと言うと聞きなれない方もいらっしゃると思いますが、格安SIMですとOCNやNifMo、ぷららなどに回線を卸している会社です。OCN モバイル ONEは特に有名なのでご存知の方も多いのでは無いでしょうか。
1月時点
懸念していた通り速度の低下が有り、体感でも混雑時には画像の読み込みが若干遅くなるなどの影響が有りましたが今でも格安SIMではトップクラスなので十分おすすめなMVNOです。
3月の結果はこちらの記事を参考にして下さい。
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