デュアルカメラ搭載 Xperia XZ2 Premium SOV38 簡易レビュー

Xperia XZ2 Premium SOV38 レビュー
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Xperia初のモノクロセンサー採用のデュアルカメラなどが気になったのでXperia XZ2 Premiumを購入してみました。

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Xperia XZ2 Premium SOV38

スペック

OS Android 8.0 Oreo
カラー Chrome Black、Chrome Silver
SoC Qualcomm Snapdragon 845 オクタコア
ディスプレイ 約5.8インチ 3,840×2,160 4k 16:9
メモリー 6GB
ストレージ 64GB
バッテリー 3,400mAh
カメラ リアカメラカラーセンサー 1,920万画素 f1.8
リアカメラモノクロセンサー 1,220万画素 f1.6/2.0
フロントカメラ 1,320万画素
サイズ 高さ約158mm×幅約80mm×厚さ約11.9mm
重さ 約236g
対応周波数 FDD-LTE Band 1/3/11/18/26/28
TD-LTE Band 42
W-CDMA Band 1
下り最大958Mbps 上り最大112.5Mbps
VoLTE au VoLTE
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2×2MIMO)
Bluetooth Bluetooth 5.0
USBポート USB Type-C USB3.1 SuperSpeed Gen1(USB 3.0相当)
SIMスロット NanoSIMスロット
microSDスロット microSDXCまでの対応
テレビ フルセグ対応
おサイフケータイ 対応
防水防塵 IP68

パッケージ

Xperia XZ2 Premium SOV38 パッケージ

同じXZ2シリーズなのでXperia XZ2 Compactとほぼ同じ様なデザインの箱です。

Xperia XZ2 Premium SOV38 パッケージ

パッケージを開けると直ぐにスマートフォンが見えてきます。

Xperia XZ2 Premium SOV38 パッケージ

付属品が全然ないので下の部分は幅が調整されているだけで仕切られてはいません。

付属品

Xperia XZ2 Premium SOV38 付属品

他社がケースやイヤホンを付属する事が増えた中でイヤホンアダプターのみというのは寂しいです。

外見

今回私が購入したのはChrome Blackでブラックですが金属の様な光沢があり面白い色です。

それでは外見を見ていこうと思います。

Xperia XZ2 Premium SOV38 外見

左側面はアンテナラインが有る以外は特に何も有りません。Xperia XZ PremiumやXperia XZ2 CompactではSIMスロットがあり歴代のXperiaでもこの位置にあることが多かったと記憶しています。

Xperia XZ2 Premium SOV38 外見

右側面には音量ボタン、電源ボタン、カメラボタンの3つのボタンが備わっています。

Xperia XZ2 Premium SOV38 外見

マイクの穴があるので完全にシンメトリーにはなっていませんがイヤホンジャックがない事もあり左右対象な形です。

Xperia XZ2 Premium SOV38 外見

先程触れた様にSIMトレーの位置が移動して上部にきてます。

Xperia XZ2 Premium SOV38 外見

正直なところカメラの位置がここまでセンターに近いスマートフォンは見たことがないので見慣れてなく、デザインに違和感があります。表面の水の様な光沢感は独特で魅了的に見えます。

持ちやすさ

形状の部分ではカーブの具合が手のひらにフィットして手に馴染みます。

大きさはちょっとスマートフォンとしては大きいと感じますがまあ持てる大きさですが、重さが響いてあんまり持ちやすくはありません。

Xperia XZ2 Premium持った後に他のスマートフォンを持つと明らかに軽く感じます。

指紋認証

指紋センサーの位置はやはり下により過ぎていて指を置きづらく、更にXperia XZ2 Premiumが重いのと大きいサイズなのが相まって指紋認証時に不安定になります。

指紋センサー自体の認証エラーはXperia XZ Premiumより少ないと感じます。

カメラ

買う前にちゃんと調べてなかったので知らなかったのですがXperia XZ2 Premiumではモノクロとカラーの2つのカメラを搭載していますがモノクロのカメラは現時点では超高感度モード(動画含む)でしか使用されていません。

モノクロ、ボケ撮影は8月以降のソフトウェアアップデートで対応を予定しています。

追記8月28日のアップデートで両機能に対応しました。

このところ雨が続いていてあんまり写真が撮れていませんが少し載せます。画像をクリックすると元のサイズの画像が見れます。

Xperia XZ2 Premium SOV38 カメラSony Xperia XZ2 Premium SOV38 (4.44mm, f/1.8, 1/1000 sec, ISO40)

Xperia XZ2 Premium SOV38 カメラSony Xperia XZ2 Premium SOV38 (4.44mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO50)

Xperia XZ2 Premium SOV38 カメラSony Xperia XZ2 Premium SOV38 (4.44mm, f/1.8, 1/20 sec, ISO200)

Xperia XZ2 Premium SOV38 カメラSony Xperia XZ2 Premium SOV38 (4.44mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO80)

Xperia XZ2 Premium SOV38 カメラSony Xperia XZ2 Premium SOV38 (4.44mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO80)

Xperia XZ2 Premium SOV38 カメラSony Xperia XZ2 Premium SOV38 (4.44mm, f/1.8, 1/16 sec, ISO1600)

昼間の画質はスマートフォンのものとして物凄い画質が良いという感じではないですがXperia XZ Premiumから改善してスマートフォンでは上位レベルの画質はあると思います。

夜景程度の明るさではまあまあ程度で白飛びが多いなどそこまではよくありません。Xperia XZ2 Premiumが強いのは上の花の写真の様なISOがかなり上がる薄暗い環境下です。
※プレミアムおまかせオートですと超高感度は自分では選択できず、ISOが上がる状況下でないと有効にはなりません
※マニュアルでは超高感度(モノクロカメラ)を常に有効にする設定が可能です
暗い環境での画質が良いのは売りのモノクロセンサーを使った超高感度モードが優秀だからみたいです。

ディスプレイ

Xperia XZ2 Compactでもそうでしたが液晶の発色が前モデルに比べて良くなっています。Galaxy S9+の有機ELの発色には勝てませんが液晶の中ではかなり良いと思います。

明るさはXperia XZ Premiumの時点でかなり明るかったのですごく変わった感じはありませんが更に明るくなっています。

ベンチマーク

Antutu Benchmark

Xperia XZ2 Premium SOV38 ベンチマーク

総合スコア 262898
CPUスコア 92479
GPUスコア 106692
UXスコア 54029
MEMスコア 9698

Geek Benchmark

Xperia XZ2 Premium SOV38 ベンチマーク

シングルコアスコア 2415
マルチコアスコア 8455

参考Huawei P20(Kirin 970)

Antutu Benchmark

Huawei P20 ベンチマーク

総合スコア 207737
CPUスコア 72999
GPUスコア 76249
UXスコア 46387
MEMスコア 13106

Geek Benchmark

Huawei P20 ベンチマーク

シングルコアスコア 1874
マルチコアスコア 6652

競合するKirin 970搭載のスマートフォンとはベンチマーク上では結構な性能差が有ります。

性能を重視する方はSnapdragon 845を搭載しているスマートフォンを選ぶと良いでしょう。

使用感

発熱はGalaxy S9+やXperia XZ2 Compactと比較して少ない気がします。

動作はすこぶる快適でアプリの起動も速く、スクロールもぬるぬる動きます。

どの場面でもメモリー4GBのスマートフォンと差が出る訳ではないですがChromeやポケモンGOなどのメモリーを食うアプリを使っている時はメモリー6GBのアプリが落ちづらい恩恵を感じます。

目玉の1つのダイナミックバイブレーションはリズムなどに合わせて振動する筈ですが、震えっぱなしになったりイマイチな感じです。

また、普通のバイブレーションに比べると重低音感はありますが所詮バイブレーションと言うか格別臨場感が上がる様には思いません。

指紋センサーの位置に合うように下側を持つ様にしていると音量ボタンが上に寄っているので届かない事はありませんがかなり無理がある感じでしか指が届きません。

充電

今回のXperia XZ2 Premiumではワイヤレス充電に対応しましたがQiでの充電の場合大体1時間に25%程度であんまり速くは有りません。
位置合わせの面倒さや充電の遅さは有りますがケーブルを挿すより楽な事には違いないので対応した事は評価できます。

Quick Chargeですとバッテリー容量に大きく依存しますが1時間に58%程度充電可能です。

最近の独自の高速充電では更に速いスマートフォンも増えています。例えばHuawei P20 ProのSuper Chargeですと1時間に77%も充電することが出来ます。

ネットワーク

今回の購入したXperia XZ2 Premiumはau版なのでauのネットワークの利用に特化したバンドになっています。

一応ドコモやソフトバンクのバンドと一致する部分も有りますがau以外での使用はオススメできません。auのMVNOでの使用は少し前からSIMロックを解除しなくても使えるようになっていますのでそうやって使うのもアリでしょう。

まとめ

総合的にオススメできるスマートフォンかと言うと疑問符が浮かぶ感じです。

高感度の為のモノクロセンサーやQi対応、スーパースローカメラのFHD対応、4K HDRなど個々の部分で魅了がない訳では有りませんが、重さ大きさの部分が大きく足を引っ張っていてそういった使いやすさに繋がる部分が蔑ろにされていると感じます。

Xperia XZ2 Compactでも厚みや重さは気になるところでは有りますが元々コンパクトモデルで軽い点、18:9のディスプレイを採用している点、横幅の狭さからくる握りやすさ、何より欠点はありますがほぼ絶滅したハイエンドコンパクトモデルと言った部分が魅力で良いスマートフォンと感じます。

確かに他社で4K HDRディスプレイを搭載したスマートフォンはなかったと思いますが、実用上はあまり違いが出ず、16:9のディスプレイを採用した事による横幅の広さが響き、どうしても16:9の横幅が広いディスプレイが良いと言う事でなければGalaxy S9+やHuawei P20 Proの方が優れていると感じます。

海外版(技適なし)

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