ASUS初おサイフケータイ対応コンパクトモデル「Zenfone 8」レビュー

レビュー
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Zenfone 8をメーカーから借りたのでレビューします。「Zenfone 8」の特色と言えばやはりなんと言ってもASUS初のおサイフケータイ対応でしょう。また本格的な防水防塵に対応したIP68の等級という部分も見逃せません。

  • コンパクトなサイズ
  • 画面占有率の高さ
  • 120Hzのディスプレイ
  • エラーの少ない指紋認証
  • ソフトウェアの機能が豊富
  • おサイフケータイ対応
  • ハイエンドモデルとしては安めの価格
  • 防水防塵対応
  • microSDスロット非搭載
  • 望遠カメラは非搭載
  • ハイエンドモデルの割にはベゼルが太い
  • 120Hzだと容量の割に電池持ちが良くない
  • ワイヤレス充電に非対応
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Zenfone 8

スペック

モデル ZS671KS
OS Android 11
カラー オブシディアンブラック、ホライゾンシルバー、ムーンライトホワイト
SoC Qualcomm Snapdragon 888 オクタコア
ディスプレイ 5.9インチ  FHD+(2,400×1,080) 有機EL  120Hz
メモリー 8/16GB
ストレージ 128/256GB
バッテリー 4,000mAh
急速充電 最大30W (Quick Charge 4.0/USB Power Delivery 3.0対応)
ワイヤレス充電 非対応
カメラ アウトカメラ 6,400万画素 広角 F1.8
アウトカメラ 1,200万画素 超広角 F2.2
インカメラ 1,200万画素 望遠 F2.45
サイズ 約148 x 68.5 x 8.9 mm
重さ 約169g
ネットワーク 5G FR1 Band n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78
FDD-LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/
20/26/28
TD-LTE Band 34/38/39/40/41/42
WCDMA Band 1/2/3/4/5/6/8/19
GSM 850/900/1,800/1,900 MHz
6CA(DL)/2CA(UL) 対応
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth Bluetooth 5.2
microSDスロット 非搭載
SIMスロット nanoSIM×2
センサー GPS、、ジャイロスコープ、電子コンパス、近接センサー、光センサー、加速度センサー、指紋センサー
生体認証 指紋認証(光学式)、顔認証(カメラによる)
防水、防塵 IP68

パッケージ

パッケージのサイズが前モデルの大きな物から一般的な大きさに変わっています。また灰色というのはパッケージのカラーとしては結構珍しい気がします。

パッケージの裏面には製造番号やスペック各種の情報が載っています。

蓋を開けると小箱が見えてきます。

箱を退けるとスマートフォン本体が見えてきます。

スマートフォンはフィルムに覆われています。フィルムにはSIMの入れ方が書いてあります。

付属品

付属品はケース、USBケーブル、ACアダプター、SIMピン、説明書です。

スペック表の部分に書きましたがZenfone 8は急速充電に対応しています。付属するACアダプターもしっかり30WのUSB PD PPS対応品です。

外見

表側は今のスマートフォンとしてはよくある感じです。このところASUSのスマートフォンはフリップカメラを採用していたのでパンチホールがあるのが新鮮かなと思います。

今回貸し出しして貰ったカラーはオブシディアンブラックです。裏面の仕上げは擦りガラスの様な艶消しになっています。両端の部分はカーブしていて薄くなっており持ち易さに貢献しています。

側面上部イヤホンジャックとマイクが有ります。

側面下部はスピーカー、LEDランプ、USBポート、SIMスロット、マイクが有ります。

側面右には音量ボタン、スマートキーが有ります。スマートキーのブルーのアクセントが目を惹きます。

側面左には特に何も有りません。

側面の仕上げもツヤ消し仕上げとなっています。

カメラの出っ張り具合はこんな感じで最近のスマートフォンとしては格別高さがある訳ではないです。

比較

最近のハイエンドモデルでコンパクトなスマートフォンを並べて見ました。

左からiPhone 12 mini、Zenfone 8、Xperia 5 IIです。同じ小型のスマートフォンの括りでもiPhone 12 miniとZenfone 8ではサイズ感が大分違います。

Zenfone 8とXperia 5 IIの横幅はZenfone 8が68.5mm、Xperia 5 IIが68mmとなっていて横は同じくらいのサイズです。これくらいまでの横幅が握りやすいかなと感じます。

生体認証

指紋認証は正しい指ではエラーが起きた事はほぼないのでミスが少なくていいと思います。

認証の速度は画面内指紋認証のタイプとしてはまあまあ速い方で指を押し付けてから少し間がある感じ有りますがストレスを覚える感じでは全くないです。

顔認証はカメラを使った認証で赤外線などで顔を立体的に認識する物ではないのであまりセキュリティ強度は高く有りません。

ベンチマーク

PCMark

Work 3.0 performanceスコア 16312

3DMark

Wild Lifeスコア 5854

Geekbench

シングルコアスコア 1117
マルチコアスコア 3615

使用感

今時のハイエンドモデルで動作に不満を覚える事はほぼないので当然ながら快適です。やはり120Hzのディスプレイは滑らかに感じ使用感の良さに繋がります。他社も高フレームレートのディスプレイを搭載するスマートフォンが増えたので特筆するほどではないかなとも思います。

コンパクトなサイズでやはりこれくらいのサイズが無理なく持てる大きさではないかと思います。当然もっと大きいスマートフォンも十分持てますが快適さで言うと劣るかなと感じます。

ディスプレイ

ディスプレイには有機ELを採用しています。今時明らかに画質が悪いディスプレイのスマートフォンの方が少ない気がしますが画質はまあ十分に綺麗ではないでしょうか。

120Hzのリフレッシュレートに対応しているのでスクロールなどのアニメーションが滑らかです。最近は高リフレッシュレートのスマートフォンが増えてきましたがやはり体感への影響は大きく感じます。

バッテリー

スペックの部分に書いたようにZenfone 8は最大30W (Quick Charge 4.0/USB Power Delivery 3.0対応)の急速充電に対応しています。実測の充電時間は1%から100%まで1時間半で充電が完了します。

自分が使った感じですとスリープ時の電池持ちは1時間に0.7%程減っていく感じです。使用時は私の使い方ですと1時間に10から12%減る感じでバッテリー容量が多く、ディスプレイが小さいのにそこまで持ちません。

カメラ

すべてオートで撮影しています。写真をクリックすると元のサイズのままで見れます。

体調が悪かったり、雨が降ったりであまり写真が撮れませんでしたが参考までに

ビル①

ASUS Zenfone 8 (5.58mm, f/1.8, 1/4046 sec, ISO33)

 

ビル②

ASUS Zenfone 8 (2.75mm, f/2.2, 1/2356 sec, ISO25)

 

排骨拉麺

ASUS Zenfone 8 (5.58mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO225)

プリインストールアプリ

プリインストールのアプリは割と多い気がします。NePLAYER、ATOKなんかが入っているのが便利そうかと思います。

ストレージ、メモリー

上位モデルの16GBのメモリーを積んでいる仕様の物を借りたのでメモリーの空きは13GBと大分空いています。

256GBの容量でかなり余裕が有ります。残念ながらmicroSDスロットは搭載してないので容量を追加する事は出来ませんが下位モデルでも128GBのストレージなのでそれほど困ることは少ないでしょう。

ネットワーク

対応バンドは豊富です。国内ですとLTE 11、21、5G n79に対応してない位でほぼフルバンド対応です。5GはFR2(ミリ波)には対応してないのが今の時期のハイエンドモデルとしては若干残念かと思います。

VoLTEはdocomo VoLTE、au VoLTE、SoftBank VoLTE、Rakuten VoLTEのすべてが利用できます。なのでdocomo系のMVNO、UQ Mobile、Y!mobile、楽天モバイルなど国内の会社はまず使えます。

デュアルSIMでeSIMには対応しないのは最近MNOではどこでもeSIMが利用できる様になるので人によってはマイナスかも知れません。

ソフトウェア

Zenfoneと言うとかなりソフトウェアをカスタマイズしている印象です。Zenfone 8 ProではZenFone 5の時よりAOSPから見た目の変更は少ない気がします。

参考 DSDV 三社VoLTE対応 ZenFone 5Z (ZS620KL) レビュー Antutuベンチマーク・カメラ・評価・サイズ

Zenfone 8の独自機能の部分を紹介しようと思います。

拡張機能

独自機能が大体まとまっています。具体的には片手モード、ポケットモード、手袋モードなどがあります。

モバイルマネージャー

モバイルマネージャーではアプリ個別のデータ使用量の設定やメモリー開放、キャッシュの削除、プライバシー、セキュリティの設定が可能です。

スマートキー

スマートキーではその名の通りスマートキー(電源ボタン)への機能の割り当てを変更できます。

Game Genie

ゲーム時の情報の表示、ライブストリーミング時の画質設定、オーディオソースをマイク、システム内で選べます。

ツインアプリ

同じアプリを2つインストール出来て2つのアカウントが利用できる機能です。

セーフガード

緊急通報や緊急連絡先に電源ボタンを5回押すことで素早く連絡できる機能です。

ジェスチャー操作

着信時に耳を近づけて自動応答やダブルタップでスリープ、ダブルタップでスクリーンオン、スワイプアップで画面を点ける、文字を書いてアプリを起動などが出来ます。

スクリーンレコーダー

画面録画の設定です。解像度、録音ソース、タップ位置の表示などが設定可能です。

スクリーンショット

スクリーンショットの設定です。マルチタスクボタンで撮る設定やファイルフォーマットをJPEG、PNGから選べたりします。

電池

アプリの自動起動の停止など各種省電力設定などが行なえます。

バッテリーケア

充電速度を遅くする設定やバッテリーを満充電しない様に制限する事で電池寿命を伸ばす機能が有ります。

ディスプレイ

アプリを全画面表示する設定やテーマを設定する機能などが有ります。

画面カラーモード

画面のモードを選んだり色温度を設定したり出来ます。

フォントスタイル

フォント変更機能も有りますがどうやら英数字のフォントのみの様です。

タスク画面

タスク画面のすべてクリアのボタンの位置が左端ではなく下にカスタマイズされているのでアプリを一気に終了したい時に態々左端までスクロールしなくても済んで便利です。

まとめ

この機種の魅力はハイエンドSoC搭載、おサイフケータイへの対応、コンパクトなサイズ、防水防塵対応と言った部分でしょう。バリエーションによって価格も異なりますが現時点で下位モデルなら約8万円という価格も競争力があると思います。

SIMフリースマートフォンでハイエンドで小型のスマートフォンが欲しいと言う方に特にオススメです。

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参考 OCN モバイル ONE(gooSimseller) 人気のスマホSALE 2月 Jelly 2が2,800円、OPPO Reno5 Aが10,600円など

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