端末をNTTレゾナント(gooSimseller)様に貸し出して頂いたのでレビューします。
gooのスマホ g08はgooのスマホ g07シリーズの後継機種の位置づけのスマートフォンです。ベースモデルはWikoのView PrimeでVoLTEへの対応やバンドなどローカライズがされています。
gooのスマホ g08(View Prime)
スペック
メーカー | Wiko |
---|---|
カラー | ブラック、チェリー・レッド、ゴールド、 ディープ・ブリーン (ブルーとグリーンの中間色イメージ) |
OS | Android 7.1 Nougat |
カメラ | リアカメラ 約1,600万画素 F2.0 フロントカメラ 約2,000万画素 フロントカメラ 約800万画素 120度 |
サイズ | 約152.3×72.8×8.3mm |
重さ | 約162g |
ディスプレイ | 5.7インチ 1440×720 HD+ 18:9 IPS |
SoC | Qualcomm Snapdragon 430 オクタコア |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 64GB |
microSDスロット | microSDXCまでの対応 |
バッテリー | 3,000mAh |
ネットワーク | GSM 850/900/1800/1900MHz
3G Band 1/2/5/6/8 FDD LTE Band 1/3/5/7/8/18/19/20/26/28B TD LTE Band 38/41 |
SIMスロット | Nano SIM x 2 |
同時待ち受け | 3GとLTEの同時待ち受けに対応 |
VoLTE | au VoLTE、SoftBank VoLTE、docomo VoLTE |
SDスロット | microSDXCまでの対応 |
Blutooth | 4.2 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n |
センサー | GPS、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、 電子コンパス、ジャイロスコープ |
USB | microUSB |
パッケージ
パッケージは基本的にgooのスマホ g08で統一されている感じです。モデル名の部分がView Primeになったりしています。
Wikoのロゴがスマートフォンの保護用のビニールに描かれています。
付属品
付属品はイヤホン、USBケーブル、ACアダプター、SIMピン、保護フィルム、TPUケースが付属しています。それに加えてクイックスタートガイド(説明書)、セーフティブック(注意書き)、保証書が付いています。
ケース張り付かない様に内側に凸凹の加工がされています。ボタンも覆っているのでケースを着けていれば傷が付きづらいと思います。
外見
フロント
デュアルカメラとLEDフラッシュが目を惹きます。最近のスマートフォンのご多分に漏れず2.5D形のガラスがカーブしたフォルムになっています。
リア
背面はアルミ素材でアンテナラインみたいに見える部分から触った感じではプラスチック製の様です。
拡大して見ると若干隙間が開いている事が分かります。
少しはみ出ていて撮影した側が多く出っ張っています。
サイド
g08のイヤホンジャックは上側になっています。マイクは上部にはありません。8.3mmなので当然ですが厚みがある印象です。
下はスピーカー、microUSBポート、マイクの穴とあります。
電源ボタン、音量ボタンが片方に集まっています。
電源ボタンには棒ヤスリの様なギザギザとした加工がなされています。電源ボタンを手探りでも分かるように加工しているのは好印象です。
こちら側はSIMスロット(microSDスロット)しかありません。
綺麗に色を揃える事は難しいと思いますがSIMスロットの色合いが本体色と結構違います。
SIMスロット
トリプルスロットなのでSIMカードを2枚入れる部分に加えてmicroSDカードを嵌める箇所が1つあります。
素材は恐らく金属の様ですが表面がザラザラしていてあまり見た目はよくありません。
比較
右からg08、Huawei nova Lite 2、Huawei P10 Liteです。画面のサイズはg08が5.7インチ、Huawei nova Lite 2が5.65インチ、Huawei P10 Liteが5.2インチとなっています。
この中ですとg08が少しベゼルが太いかなと思います。
カメラ
カメラのUIはこんな感じです。
フェースビューティー、通常、ビデオ、ボケなどがあります。
モードはプロフェッショナル、夜景、シーンフレーム、スーパーピクセルがあります。
シャッタースピードはありませんが彩度、ISO、マニュアルフォーカス、オートホワイトバランスの設定があります。
シーンフレームではこんなフレームがつけられます。
フィルター機能も搭載されています。
一つ残念なのは位置情報の権限を有効にしなければカメラアプリを起動できず、また位置情報を付ける機能をoffする設定項目がない点です。端末自体の位置情報をoffにするか後で位置情報を削除するしか有りません。
本当は人物を載せたほうが良いですがインカメラで通常、広角で撮影してみました。薄暗かった事もありあまりどちらも綺麗には写っていませんがこんな感じに写ります。
そのほかのスマートフォンと比較したカメラの作例は下記の記事を読んで下さい。
ストレージ
64GBなのでストレージは空き容量が多く余裕があります。
メモリー
メモリー容量が4GBな点を考慮しても空き容量が多いです。
プリインストールアプリ
gooIDログイン以外のサードパーティー系のアプリはアンインストール出来ましたがプリインストールアプリは多めです。
ソフトウェア
g08は基本的にはAOSPよりの感じです。
ナビゲーションバーの切り替えが出来ます。
スマートジェスチャーでは画面がoffの状態からアプリを直ぐに起動する事が出来ます。(画面on後ロック解除が必要です)
スマートアクションではダブルタップで画面を点けたり、ホームキーを2回押してロックしたり色々な操作が行なえます。
スマホ管理では不要なファイルを削除したり、メモリ解放、ウィルススキャンを行ったり出来ます。
パフォーマンス最適化機能もあります。
クリーンナップ時にどのアプリを残すか設定が出来ます。
バックグランドでの起動を制限する機能が独自に実装されます。
大画面のスマートフォンではお馴染みの片手モードがついています。載っていない機種もある中で搭載されているのは良いと思います。
個人的にはあまり用途が分かりませんが電源を決まった時間にon、offする機能です。
通知LEDをどの場面で点灯させるかの設定をこちらの画面から行えます。
ベンチマーク
今回もAntutu BenchmarkとGeek Benchmarkで測定しました。
Antutu Benchmarkはバージョン6.XXから7.XXに上がったので今までのスコアより高く出る様になったので今までのベンチマークとは比較になりません。
Antutu Benchmark
総合スコア | 57739 |
---|---|
CPUスコア | 28070 |
GPUスコア | 8973 |
UXスコア | 16129 |
MEMスコア | 4567 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 668 |
---|---|
マルチコアスコア | 2557 |
参考Huawei nova Lite 2(Kirin 659)
Antutu Benchmark
総合スコア | 88683 |
---|---|
CPUスコア | 40108 |
GPUスコア | 13140 |
UXスコア | 24097 |
MEMスコア | 9338 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 946 |
---|---|
マルチコアスコア | 3723 |
価格的に競合するHuawei nova Lite 2と比べるとベンチマーク的にはボロ負けと言う感じです。どちらかと言えばHuawei nova Lite 2が価格の割に性能が良いだけでg08が悪い訳ではありません。
ネットワーク
ドコモでのVoLTEが対応にも有ると通り使えます。
au(KDDI)でもVoLTEが使用できます。
4Gのみを選択できる端末は珍しく少し驚きました。
クイックセッティングパネルではデータ通信(4G)側が切り替えできその切替もとても速いです。何故かピクトが切り替え中も立ったままです。
使用感
性能の部分はベンチマークで項目で計った通りg08の性能はさほど良くは有りません。動作はスゴイカクつくとかそういった事はありませんがやはりサクサクと表示はされないです。
それでもSnapdragon 410に比べればかなり動作は良いです。ハイエンドモデルと比べると大雑把に言って2013年のSnapdragon 600ぐらいの性能はあり、メモリーは増えているのでそういった部分では高速化されています。
使う上でさほどストレスが溜まらない最低限の処理能力が備えていると感じます。
電池持ち
電池持ちはDSDSを有効の場合でもスリープ時も使用時も比較的良く感じます。これは解像度をHD+程度に抑えられているおかげも有るかと思います。
スマートフォンを何台も使うような人間なので、一般的な人でどうなるかはイマイチわかりませんがこれなら十分一日は余裕で持つと思います。
ディスプレイ
画面はIPSのハズですが若干視野角が狭い気がします。下から覗き込むような見方だと変色して見えます。通常の使用では気になるような視野角の狭さではないのでさほど問題はないと思います。
持ち易さ
外見の部分で書きましたが若干厚みがあります。背面がいい感じにカーブしているおかげでかなり持ちやすく感じます。少し思うのは162gというのはちょっと重く感じます。
指紋認証
指紋認証の速度は標準程度の速度でしょう。認証エラーは若干指の当てる範囲の基準が厳しいらしくちゃんと当ててくださいと言う趣旨の文言が出る時が、偶にあります。
まとめ
単純に性能の面で見るとさほど優れているとは言えませんのでその点だけで見ると微妙でしょう。価値があるのはVoLTEへの対応、同時待ち受けへの対応、トリプルスロットと言った部分です。
電話機を一つにまとめたい方、キャリアのかけ放題とMVNOのデータ通信を同時に使いたい方、そんな方にオススメなスマートフォンです。
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