ミドルレンジのスマートフォンとしてまあまあ良さそうだったので購入しました。
- ガラパゴス機能の搭載
- ノッチのないディスプレイ
- 十分快適な動作
- エラーが少ない指紋認証
- 電池持ちの良さ
- DSDV対応
- 画面占有率の低いディスプレイ
- 指紋認証が未だに画面内指紋認証でない
- SIMカードの入れ替え時に再起動が必要
AQUOS sense3 SH-M12
スペック
モデル | AQUOS sense3 SH-M12 |
---|---|
OS | Android 9 |
カラー | ライトカッパー、シルバーホワイト、ブラック |
SoC | Qualcomm Snapdragon 630 オクタコア |
ディスプレイ | 約5.5インチ(2,160×1080)FHD+ IGZOディスプレイ |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 64GB |
バッテリー | 4,000mAh |
カメラ | リアカメラ 約1,200万画素 F2.0 83° リアカメラ 約1,200万画素 超広角 F2.4 121° フロントカメラ 800万画素 F2.2 86° |
サイズ | 約147mm×70mm×8.9mm |
重さ | 約167g |
ネットワーク | FDD-LTE Band 1/2/3/5/8/12/17/18/19 TD-LTE Band 39/41 WCDMA Band 1/5/6/8/19 GSM 850/9001800/1900MHz |
microSDスロット | microSDXCまでの対応 |
SIMスロット | nano SIM×2(そのうち1つはmicroSDと排他) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
おサイフケータイ(FeliCa) | 対応 |
防水防塵 | IP68 |
パッケージ
シャープの何時も通りのパッケージと言う感じであまり高級感は有りません。
背面にはスペック等が書いてあります。
箱を開けるとAQUOS sense3 SH-M12を見えて来ます。
スマートフォンを除けるとSIMカードやmicroSDカードの入れ方が書いて有ります。
見落としすると言う事がなく良いアイディだと思います。フィルムに書いてあるのと違い後から見直す事も容易です。
付属品
付属品はケーブル一体型のACアダプターと説明書です。
付属するACアダプターはUSB PD対応の物になっています。
外見
表面を見ると指紋センサーがディスプレイ側に有るのでちょっと古い感じがします。
画面占有率が高くないのも分かります。
背面はアルミのツヤ消し仕上げで質感は悪く無いです。背面のアンテナラインは少なめなのでさほど目立ちません。
今のスマートフォンは大体カメラが出っ張っていますがご多分に漏れずAQUOS sense3もカメラが飛び出しています。
カメラの部分にモバイル非接触IC通信マークがある事から分かると思いますがこの部分におサイフケータイ(FeliCa)が載っています。
電源ボタンと音量ボタンはオーソドックスな右に有るタイプです。SIMスロットはSIMピンが不要な手のみで外せる仕様になっています。
側面下部にはUSB Type Cのポートがあります。USBポートの位置がセンターからかなりズレているのと、背面と側面の境界部分のアンテナラインがポートの部分だけ太くなっているのであんまりデザイン的にカッコよくないです。
側面上部にはイヤホンジャックが配置されています。アンテナラインの太さが揃っていない点とイヤホンジャック部分とアンテナラインが一体になっているのがちょっと微妙かなと思います。
以前購入したAQUOS R2 compactと比較するとアンテナラインの太さも少し細くなり、側面のつや消しの目も細かくなっていて中々いい感じです。
参考 AQUOS R2 compact(SH-M09) レビュー ダブルノッチ 120Hzディスプレイが特徴的
OPPO Reno Aとサイズ比較
OPPO Reno Aを横に並べて比べてみるとこんな感じです。一回りぐらいは優に大きいのが分かると思います。画面サイズは大分差があるのが見て取れます。
ソフトウェア
比較的AOSPからカスタマイズはされていない感じです。独自機能の部分を紹介していきます。
画面の縁をなぞってスクリーンショットを撮る機能や持ち上げて画面を自動点灯する機能が有ります。
他に搭載している機種が少ないオートスクロール機能なんかもあります。
指紋センサーにナビゲーションバーの機能を割り当て出来ます。また、ナビゲーションバーを隠す機能もあります。
のぞき見ブロック機能で横から画面を見づらく出来ます。設定すると正直正面からも見づらいです。
はっきりビューを有効にすると画面が黄色っぽくなります。
画質の設定もあります。選ぶタイプなのでそこまで細かく設定は出来ませんが色合いは変更可能です。
あまり搭載されたスマートフォンが少ない留守録機能も有ります。arrowsなんかにも搭載されています。
フォントが変更できます。表示されているフォント以外にもGoogle Playストアからフォントをダウンロードして設定する事も可能です。
ベンチマーク
Antutu Benchmark
総合スコア | 111682 |
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CPUスコア | 43538 |
GPUスコア | 17009 |
UXスコア | 19469 |
MEMスコア | 31666 |
Geekbench
シングルコアスコア | 177 |
---|---|
マルチコアスコア | 1025 |
比較OPPO Reno A(Snapdragon 710)
Antutu Benchmark
総合スコア | 18832 |
---|---|
CPUスコア | 64058 |
GPUスコア | 54222 |
UXスコア | 34600 |
MEMスコア | 35252 |
Geekbench
シングルコアスコア | 316 |
---|---|
マルチコアスコア | 1464 |
思ったより差が出ていますが、実際使っていて差を凄く感じるかと言うとスクロールが少し滑らかに思えるくらいで使い勝手が極端に違うと言う事は有りません。
使用感
十分快適に動作します。当然同世代のハイエンドモデルと比べると多少遅くはありますが重いゲームをする方以外は満足するのではないでしょう。スクロールは結構ガタツキ感が有ります。
電池持ち
4,000mAhの大容量バッテリーを積んでいる事もあり電池持ちは良好です。大概の方は1日は余裕で持つと思います。
カメラ
初期設定が4:3になっていなかったので一部違う比率になっている写真があります。また、多分誤って1枚だけ超広角側で撮影した写真もあります。
写真は全てオートの設定で撮影しています。
写真はクリックすると原寸大のリサイズなしで見れます。
食事①
SHARP AQUOS sense3(SH-M12) (2.653mm, f/2.4, 1/62 sec, ISO423)
食事②
SHARP AQUOS sense3(SH-M12) (3.432mm, f/2, 1/113 sec, ISO250)
排骨麺
SHARP AQUOS sense3(SH-M12) (3.432mm, f/2, 1/54 sec, ISO128)
イルミネーション
SHARP AQUOS sense3(SH-M12) (3.432mm, f/2, 1/57 sec, ISO2688)
都庁からの夜景
SHARP AQUOS sense3(SH-M12) (3.432mm, f/2, 1/15 sec, ISO1872)
都庁夜景
SHARP AQUOS sense3(SH-M12) (3.432mm, f/2, 1/30 sec, ISO3424)
ミドルレンジのスマートフォンと言うこともあり少し暗いとノイズが結構載っている感じでそんなにカメラの画質が優れていると言う感じではないかなと思います。
ディスプレイ
ディスプレイは画面占有率が高くないのが気になりますが発色などは問題ないと思います。そもそもアンチグレアのフィルムを貼っている時点で正しい評価ができているか怪しいところでは有りますが。
アクセサリー
フィルム
フィルムはラスタバナナのアンチグレアタイプのフィルムを購入しました。写真の様にカーブしている部分以外は大体覆う感じです。
アンチグレアの具合は結構強めなので反射はかなり抑えられますが、画質の低下もかなり有ります。アンチグレアのフィルムという事もあり指滑りは良好です。
ケース
まあ普通のハイブリットケースです。側面下部が大きく空いているのでその点が気になる方は他のケースの方が良いでしょう。
ネットワーク
今はかなりのSIMフリースマートフォンでそうな気がしますがAQUOS sense3 SH-M12はDSDV対応です。
DSDVなのでVoLTEの同時待受が可能となっていてau系のSIMでも2枚SIMカードを挿して使う事も出来ます。
また、VoLTEはau VoLTE、docomo VoLTE、Softbank VoLTE対応と国内すべての携帯キャリアに対応しているのでどのキャリアでも高音質な通話が可能となっています。
まとめ
防水防塵、おサイフケータイ(FeliCa)、DSDV対応とミドルレンジのスマートフォンとして魅力的ではないでしょうか。
ライバルを考えるとOPPO Reno Aが思い浮かびますがサイズ感がそれなりに違うのとOSがOPPO Reno Aの方はかなりカスタマイズされているので差別化はできていると思います。
指紋センサーや画面占有率の部分で古さを感じないではないですが、総合的には手堅くまとまっていると思います。
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