JVCのHA-FX1100を購入したのでレビューします。購入した理由は安くなっていたのと以前からWOODシリーズのウッドハウジングとウッドドーム振動板が気になったからです。
HA-FX1100
HA-FX1100とHA-FX850の違い
WOODシリーズのハイエンドHA-FX850に対して音響用の高級ハンダに変更、プラグをL型に変更、コードが6NグレードのOFC編組タイプに変更、イヤーピースが種類の追加の4つが変更点です。
また、見た目だけの違いですが黒木目仕上げのウッドハウジングに変更されています。
FX850は通常のハイエンドモデルでFX1100はエクスクルーシブモデルと言う位置づけになります。
スペック
製品名 | HA-FX1100 |
---|---|
ヘッドフォンのタイプ | カナル型インナーイヤホン |
ドライバー | ダイナミック 11.0㎜ドライバー |
重さ | 13.0g(コード含まず) |
コード | 1.2m(Y型)6N OFC(MMCX着脱式) |
プラグサイズ | 3.5mmステレオミニイヤホンプラグ |
最大許容入力 | 200mW |
インピーダンス | 16Ω |
音圧感度 | 106dB |
再生周波数帯域 | 6Hz~45,000Hz |
付属品 | イヤーピースS、MS、M、ML、L 各2個、 低反発イヤーピースS、M 各2個、 コードキーパー、クリップ、キャリングケース |
パッケージ
外側の化粧箱のデザインはごちゃごちゃしていてあんまり好きではないですが、イヤホンの入れ方は好きです。横からと後ろからで大きく印象が変わり良い入れ方だと思います。
付属品
付属品はスペック表にも書いた通り、イヤーピースS、MS、M、ML、L 各2個、低反発イヤーピースS、M 各2個、コードキーパー、クリップ、キャリングケースと言ったところです。
キャリングケースを持ち歩きに使ってみましたが大きいのと仕舞い易くないのであんまり使い勝手は良くないです。
ケース自体は外側に多分合皮を使っていて見た目はなかなか良いと思います。
先程書いたとおり使い勝手が良くないのでこちらのケースを購入して使っています。ケースとイヤホンを巻く部品が一体になった構造で便利です。
外見
ウッドハウジングがまず目につきます。木製で木目が有りますが黒い仕上げなのであまり木目は目立ちません。ブラスリング部分はキラキラしていて目立ちます。
ウッドハウジングとブラスリングの継ぎ目部分はキレイに嵌め合わされています。
イヤピースを嵌める部分はプラスチックで出来ています。この部分の作りは少し悪いです。画像の通りうまく成形されていません。
L側はもう少しキレイなので不良品かも知れません。
また、フィルター部分が多分布みたいな物ですがおそらく接着剤で固定してあり、耐久性に若干不安があります。
ケーブルは布巻きでとても柔らかく、柔軟でまた、絡まりづらく良いです。
プラグ部分はL字でアルミでできています。プラグのデザインはイヤホンと似たような感じで揃っています。
音質
解像感はそこまで高い印象は受けませんが、低いわけではないです。音のバランスは明らかに低音よりです。
低音若干ぽわぽわしている印象が有ります。キレがいい感ではありません。
また、残響感みたいなものが低音部分にある気がします。
音に勢いが有り聴いて楽しい感じです。
高音部分はあまり抜けがいい感じではないので少し微妙に感じます。
音場はそこそこ広め評判よりは広くない印象、私としてはMDR-EX800STの方が広く感じます。
定位はかなりはっきりしている様な気がします。
音量はかなり取りやすいので再生機器によってはノイズが気になるかも知れません。
装着感
装着感はイヤホンが重めなのでイヤピースが上手くはまらないと良くなかも知れません。私としては言われているほどは悪くないと思います。
音漏れ、遮音性
音漏れは少し多めの印象が有ります。また、遮音性は普通のカナル型にしてはあまり良くは有りません。
まとめ
篭っている感じは多分耳が慣れただけだと思いますがあまり気にならなくなりました。
曲のバランスが低音が多いものですと低音過多で他の部分が埋もれてしまう感じが有ります。
濃い音と言うか厚みがある感じで聴いていて楽しいです。このイヤホンで聴いた後のに他のイヤホンで聴くと音が薄く感じます。
個性的な感じなので合わない人は合わないと思います。
私としては少しぐらい特徴がある方が使い分けが出来て良いと思います。
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