Huawei P30 Proを購入したのでレビューします。
購入した理由はやはりカメラに魅力を感じたのとKirin 980搭載のスマートフォン持っていないかったので搭載されたスマートフォンが欲しかったからです。
- スマートフォントップと言っていいカメラの画質
- カメラが低光量下で明るく撮れる
- 8GBの十分なメモリー容量
- 電池持ちの良さ
- ソフトウェアの機能の豊富さ
- 画面の大きさの割に解像度があまり高くない
- スピーカーがモノラル
- 電源ボタンと音量ボタンが近すぎて押し間違いが起こる
- 微妙に揃っていない上下のベゼル
- 下部のアンテナラインの位置がカッコよくない
- 付属品が減った
- AOSPとかけ離れたUI
Huawei P30 Pro
スペック
OS | Android 9 / EMUI 9.1 |
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カラー | Aurora、Negro、Nácar、Ámbar |
SoC | Kirin 980 オクタコア |
ディスプレイ | 6.47インチ(2340×1080)FHD+ 有機EL |
メモリー | 6/8GB |
ストレージ | 128/256/512GB |
バッテリー | 4,200mAh |
カメラ | リアカメラ 4,000万画素広角 リアカメラ 2,000万画素 超広角 リアカメラ 800万画素 望遠 リアカメラ 深度測定 フロントカメラ 3,200万画素 |
サイズ | 高さ158.0mm 幅73.4mm 厚さ8.41mm |
重さ | 192g |
ネットワーク | FDD-LTE Band 1/2/3/4/5/6/7/8/9/1217/18/19/20/26/28/32 TD-LTE Band 34/ 38/ 39/40 WCDMA Band 1/ 2/ 4/ 5/ 6/8/ 19 TD-SCDMA Band 34/ 39 GSM 850/9001800/1900MHz |
SIMスロット | nano SIM×2 その内1つはNMカードと排他 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
NMスロット | 対応 128GBまで販売中 |
防水防塵 | IP68 |
パッケージ
前モデルHuawei P20、Huawei P20 Proと似たようなパッケージです。
参考 Huawei P20 実機レビュー スペック・Antutuベンチマーク・評価・比較
参考 トリプルカメラ搭載 Huawei P20 Pro HW-01K レビュー・Antutu ベンチマーク・評価
Huawei P10 Plusの時は観音開きで面白い感じでしたがHuawei P30 Proは普通の箱型です。
参考 Leicaレンズ搭載Huawei P10 Plus レビュー
今まで気づいてませんでしたが蓋部分に線画でHuawei P30 Proが描かれています。Huawei P20、Huawei P20 Proもそうなっていました。
Huaweiのお決まりの開けて直ぐにスマートフォンが見えるパッケージです。
背面の保護材にSIMを入れる位置や電源ボタン、音量ボタンの説明が書いてあり毎度の事ですが説明書で説明するより分かりやすくて初心者に優しい感じです。
付属品
Huaweiと言えば付属品が充実しているイメージでしたがHuawei P30 Pro(スペイン版)ではあまり付属品は有りません。ケースもありませんし、ディスプレイには保護フィルムも貼って有りませんでした。またUSB Type Cとイヤホンジャックの変換アダプターも入っていません。
入っていたのはACアダプター、USBケーブル、Type Cのイヤホン、SIMピン、説明書、保証書です。
ACアダプターはHuawei SuperCharge(40W)に対応するものでプラグ部分の形状は違いますが100Vに対応しているので日本でも使えそうです。
外見
私が今回購入したカラーはBreathing Crystal(Nácar)でグラデーションが美しくまた、見る角度によって色合いが変わりとても魅力的なカラーです。
指紋センサーが画面内になったので表面はとてもシンプルです。裏面に合わせるようにディスプレイもエッジしています。
側面下部にはSIMスロット、マイク、USBポート、スピーカーが有ります。いままでのHuaweiのスマートフォンと違い左側でなく下にSIMスロットが移動した事でアンテナラインの位置が移動した事とスピーカーの部分が左右対称にならなくなった点はデザイン的にあんまりよくないかなと思います。
側面上部は赤外線(リモコン用)、マイクがあります。側面の仕上げは光沢仕様になっています。今でのHuawei P20、Huawei P20 Proと違って半円形状ではなく半円形状を切り落とした様な独特な形になっています。近い側面形状のスマートフォンと言うとAQUOS ZETAが思い浮かびますが、他は思いつかないです。
左側面はSIMスロットが前文でも書いたとおり下部に移動したので何も有りません。右側面は音量ボタン、電源ボタンが有ります。側面のカラーが青なので若干合っていない気がしますがHuawei定番の電源ボタンにオレンジの差し色が入っています。
カメラの出っ張りは大きめで立ち上がった部分が光沢仕上げなのでここは素直にケースを着けて使用するのが良いと思います。
SIMトレーは以前の横にSIMを並べるタイプのものから裏表にSIMを入れるタイプに変わっています。多分省スペースの為だと思いますが若干SIMを取り出しづらく、また、材質の違いから前のアルミのSIMトレーと比べるとちゃちな印象を受けます。
ソフトウェア
一部ですが機能を紹介しようと思います。
ナビゲーションバーをカスタマイズする機能があります。ナビゲーションバーを隠す機能が有るのは良いですね。Galaxy S10では無くなってしまったのでこの点は地味な違いですが利点かなと思います。
ナビゲーションバー以外にもジェスチャー、ナビゲーションメニューなども選べます。
ナビゲーションメニューはタップすると戻る、長押ししてホーム画面、長押しして左右にスライドしてタスク画面、ドラックしてナビゲーションメニューを移動という感じです。
ジェスチャーは左右の端から内側にスワイプする事で戻る、画面を下から上にスワイプするとホーム画面、画面を下から上にスワイプして一時停止するとタスク画面、左右下隅からスワイプするとGoogleアシスタントとなります。
こういったセキュリティやプライバシー関係の機能も搭載されています。
ノッチを黒くして隠す機能も搭載されています。
省電力関係の機能もあります。有機ELなので画面を黒くする機能も有ってコレは黒い方が見やすく感じるので気に入っています。
ワイヤレス給電もココで有効に出来るのがですがちょっと面倒だなと感じます。
Googleの「Digital Wellbeing」の対抗らしい「デジタルバランス」が搭載されています。簡単に説明するとアプリの使用時間を計ったり、アプリの使用時間に制限をかけたりする事でスマートフォンの使い過ぎを制限する機能です。
タスク画面はAOSPから少しカスタマイズされています。具体的にはアプリの一括終了が下側のゴミ箱アイコンになっていた標準の物より使いやすいです。また、マルチウィンドウがワンタップで出来るようになっているのでその点も良いです。
プリインストールアプリ
アンインストールできるアプリも有りますがプリインストールされているアプリは多い方でしょう。
カメラ
カメラアプリのUIはこんな感じです。マスターAIのon、offをワンタップで変えれるのでココはHuawei P20 Proに比べて便利になった点です。
カメラの機能はこんな感じになっています。
特殊なカメラアプリの機能はこんな感じです。ナイスフードはなくなったみたいです。
カメラの写真については夜桜を撮った程度でそこまで撮れていないので後ほど追加します。
ベンチマーク
Antutu Benchmark
総合スコア | 282859 |
---|---|
CPUスコア | 103177 |
GPUスコア | 103350 |
UXスコア | 61889 |
MEMスコア | 14443 |
Geekbench
シングルコアスコア | 3323 |
---|---|
マルチコアスコア | 9661 |
比較Galaxy S10(Samsung Exynos 9820)
Antutu Benchmark
総合スコア | 328468 |
---|---|
CPUスコア | 99869 |
GPUスコア | 147937 |
UXスコア | 68380 |
MEMスコア | 12282 |
Geekbench
シングルコアスコア | 4499 |
---|---|
マルチコアスコア | 10067 |
SoC(CPU)の出た時期が少し速いのである程度仕方がない気がしますがGalaxy S10と比べるとベンチマークの数値で劣っています。
参考 検索 Galaxy S10 Galaxy S10(SM-G973F/DS)即行レビュー
バッテリー
バッテリー持ちはかなりよく多くても1時間に10%ぐらいしか減らない感じです。充電速度はHuawei SuperCharge(5 A/4.5 V or 4.5 A/5 V)のACアダプターで充電したので40WのACアダプターに比べると速度は落ちますが70分で2%から100%まで充電出来ました。
ディスプレイ
Huawei P20 Proとディスプレイを比較するとこのような感じです。本体のサイズはあまり大きくなっていないのに画面の大きさが大きくなっているのが良くわかります。
ディスプレイはHuawei P20 Proに比べて色温度が高く青くなっています。若干ではありますが少し発色がよくなったかなと思います。
解像度は縦に伸びた分しか上がってないので、近くで見るとドットが見えます。実際普段使っている時に気になるかと言うと気になりはしませんが解像度が低いのはマイナスです。
手前側のベゼルが上側に比べて太くバランスが悪い印象を受けます。
生体認証
Huawei P30 Proの指紋センサーは光学式の画面内指紋認証です。
Galaxy S10の超音波式に比べると若干指紋の読み取りに時間がかかる様で同じ感覚で指を離すと読み取れていない事があります。
Galaxy S10の方が画面が点灯している場合はロック解除まで一瞬程度の差ですが速く認証されます。offの状態だとHuawei P30 Proの方が若干ですが速いです。
顔認証はかなり認証スピードが速いですが、光学式のカメラのみなのでセキュリティ強度は低く安全な認証方法とは言えません。まあ他社も赤外線センサーなどを載せているところは殆どないのでHuawei P30 Proだけ格別セキュリティが弱いと言う訳でも無いです。また、当然ながら真っ暗な状態だと認証はできますが速度は落ちます。
ネットワーク
VoLTEについてはdocomo VoLTEとSoftBank VoLTEが使用できる事を確認しました。au VoLTEは少し試してみましたが使用することは出来ませんでした。
対応バンドが多いので海外でも使いやすいのでは無いかと思います。
充電
40Wの充電についてはスペイン版なのでACアダプターがAプラグでないので試せていません。
USB PDには今までのHuaweiフラグシップモデルの例に漏れず対応していました。
Qiに対応しているのでワイヤレス充電が可能ですが、15Wでの充電にはHuawei純正のワイヤレスチャージャーが必要な様です。
Huawei Mate 20 Proでは10Wまでの急速充電が出来ている方もいる様ですが私が持っているQiチャージャーではどれも急速充電にはなりませんでした
Huawei Mate 20 Proでも搭載したワイヤレス給電機能に対応し他のデバイスへの充電も可能になってます。Galaxy S10ではクイックセッティングパネルからon、offが出来ますがHuawei P30 Proは設定画面からしか切り替えられない様なのでここはちょっとイマイチです。
アクセサリー
今回ケースはSpigenのウルトラハイブリッドを購入しました。いつもの事ですがカーブの付け方や透明度も高く良いです。細かいところでは電源ボタンはギザギザの形状にしてあり、音量ボタンとの押し間違いを防ぐ工夫がされてます。
このところ他のスマートフォン向けでは有った四隅の空気抜きの穴?が無くなったのでゴミが入りづらくなりました。背面の中央部分が密着してしまい干渉縞が出ることが有ります。
ガラスフィルムもSpigenの物にしましたがコレは失敗だったかなと思います。
ガラスフィルムの滑り自体は悪く有りませんが、画面がカーブしたディスプレイのスマートフォン向けに良くある縁が黒くその部分だけ接着剤が塗ってあり他の部分は空気の層があるタイプでした。
黒い縁でディスプレイが少し隠れ、空気層が有ることで画面の鮮明さも落ちます。また、この製品では問題が有る感じでは無いですが干渉縞が出たり、タッチパネルの感度が空気層を挟むわけなので落ちます。
このガラスフィルムはUVレジンで接着するタイプみたいなのでコレか同じタイプのに張り替えようかなと考えています。
まとめ
単純にカメラの画質がいいスマートフォンが欲しい方や電池持ちが長いスマートフォンがほしい方におすすめです。
また、デザイン面でも他のスマートフォンには無いようなカラーがあり、個性的で良いでしょう。
性能面はKirin 980は他社の最新フラグシップSoC(CPU)に比べると性能が落ちる感じはありますが実際体感で動作が悪いかと言うとそうでもないので性能を必要とするゲームをする人以外は特に問題は無いでしょう。
Amazon スペインは日本への発送不可表記ですが実際は日本へ発送可能です。私もここで購入しました。
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