接続安定性の評判が良いのと以前に買ったERATO VERSEを何処にやったのか分らなくなったのでAnkerの完全ワイヤレスイヤホン(トゥルーワイヤレスイヤホン)のZolo Liberty+を購入しました。
それではレビューを書いていきます。
Zolo Liberty+
Zolo Libertyとの違い
Zolo Libertyとの違いは①周辺音取り込み機能、②Bluetoothバージョン、③ドライバー(口径の違い)、④充電ケースのバッテリー容量、⑤専用アプリ(イコライザー)と言った部分です。
スペック
入力 | 5V/1.5A |
---|---|
電池消費 | 2W |
電気抵抗 | 16Ω |
ドライバー口径 | 約6mm |
周波数応答 | 20Hz~20KHz |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth コーデック | AAC、SBC |
Bluetoothプロファイル | HSP1.2、HFP1.6、A2DP1.3、AVRCP 1.5 |
Bluetooth動作範囲 | 約10m |
再生可能時間 | 約3.5時間(イヤホンのみ) 約48時間(充電ケース利用時) |
充電時間 | 約3.5時間(イヤホン) 約2.5~3時間(充電ケース) |
防水規格 | IPX5 |
重さ | 約119g |
パッケージ
結構パッケージは凝った感じで製品画像や銀色部分がエンボス加工されている感じです。
Ankerのブランドのバッテリーやケーブルなどの簡易なパッケージとは対照的です。
パッケージはマグネットで固定された横開きタイプでこの部分もこだわりがありそうです。
イヤホンのひねる装着方法が絵で描いてあるので分かりやすいと思います。
イヤホンとケースが入っているスポンジの下に付属品が収まっています。
付属品
付属品は充電ケース、USBケーブル、イヤピース3サイズ、ジャケット4つ、スタートガイド(説明書)、仕様書が付属しています。
外見
充電ケース
充電ケースはアルミが使われていて質感はとても好いです。
ロゴ部分も金属の光沢を活かした加工がされています。また縁の部分はアルミ地が出たダイヤモンド加工がされています。
バッテリーのインジケーターになるLEDランプは3つで白色のものが使われています。
iPhone 8と比べるとこんなサイズでなかなかコンパクトで良いと思います。厚みは案外あるのでポケットに入れると膨らむ感じがあります。
48時間も使える様にバッテリーが多く搭載されているので重さは実測で103gとかなり重いです。
中の部分はプラスチックで外の部分のみアルミの構造になっているみたいなのが画像からもわかるでしょう。
充電ケースへの充電用のコネクターにはキャップが付いています。
コネクターにはmicroUSBが採用されています。
イヤホン
イヤホン本体は丸い感じででっぷりしていてデザインはあまり良く感じません。
サイズも結構大きめで縦も横も大きく感じます。
イヤホンにも白色のLEDが付いていますがそこまでは光量がないのでそれほど目立ちはしないと思います。
フィルターには金色の金属の網が使われています。丈夫そうで良いです。
イヤピースとジャケットを装着するとこんな感じになります。
USBケーブル
布巻きの結構良さそうなケーブルが付属しています。
AnkerではなくZoloのロゴがケーブルにもしっかり入っています。
装着感
ジャケットを付けていると耳にしっかり固定される感じは有りますが耳にイマイチ合ってない感じでしっくりこないです。
これはイヤホンが耳の形にあった形状ではなく丸っこい点とカナル部分が太く、短めな為だと思います。
音漏れ、遮音性
遮音性はカナルタイプのイヤホンとしては標準的か若干いい程度でそれなりに遮音してくれます。
音漏れは比較的少ない方かと思いますのであまり音量を上げなければ周りに聞こえる事はないでしょう。
Bluetooth
バッテリーの残量表示には今時のBluetoothイヤホンとしては珍しく対応していないみたいです。
AACに対応していますがZ-upと言うのとペアリングしないとSBCでしか接続できません。
どうやら専用のアプリを入れて電源を入れ直すとデバイスが出てくる様です。
AACはAndroidのスマートフォンでもAndroid Oreo以降は多分大体のスマートフォンが対応しています。
AACにはうまく接続できない事が多いですが一応接続は確認しています。
Bluetooth接続
イヤホンを充電ケースから取り出すと自動にペアリングされます。
少し便利な機能として親機の右側は片側のみでスマートフォンとペアリング出来ます。
接続安定性
今の所音飛びは全くなくとても接続は安定しています。
スマートフォンを置いて他の部屋に移動しても音飛びせずに使えています。
音質
音のバランスはフラットか若干高音よりと言う感じです。
完全ワイヤレスのイヤホンなので仕方がないとは思いますが絶対的にみると音質はさほど良くはありません。低音部分が特に軽い感じであまり良くないです。
以前購入したERATO VERSEと比べると以前の記憶になるので若干あやふやですがZolo Liberty+の方がさほど大差はないですが良いかなと思います。
どちらもグラフェンを使ったドライバーを使っていますが音のバランスは結構違います。
ERATO VERSEの方は低音よりのバランスです。
参考 ERATO VERSE 完全ワイヤレスイヤホン レビュー
外音取り込み機能
上位機種の結構目玉機能だと思う外音取り込み機能はあんまり良く感じません。
3秒間の長押しで切り替えるのもイマイチ切り替えづらいですし、マイクの特性なのか高音部分が大きく聞こえる感じでバランス良く外音が聞こえません。例えばビニール袋が擦れ合うようなガサガサとした音が強調して聞こえます。
外音が音楽に被さる様な感じなのであまり音楽の音量を上げていると聞きづらくなります。
当然なのかも知れませんが音楽を再生中でなくとも外音取り込み機能は有効です。
マイクがノイズを拾うので音楽を流していないとかなり気になります。
普通にイヤホンをつけたままですと音楽を流していなくても会話は聞きづらいですが外音取り込み機能を有効にすれば会話は可能です。
遅延
Bluetoothのイヤホンなので遅延は当然あります。ERATO VERSEよりは遅延は少ない気がしますが無補正で動画を観るのはかなり違和感があるのでそう言った面では実用上は差は出ないでしょう。
ボタン
イヤホンには1つずつボタンが有ります。ボタンはロゴのクリアな部分を押し込む形です。
イマイチな部分はイヤホンの横の部分にボタンが付いているのでボタンを押し込むとイヤホンも耳に押し付ける形になる点です。
イヤホンのボタンの機能は下記の通りです。
- 電源offは5秒間の長押し(実際はもっと長く押す必要あり)
- 音楽の再生、一時停止は1回押し
- 音楽再生中に長押しで左のイヤホンの場合は前の曲、右のイヤホンの場合は次の曲
- 3秒間の長押しで外音取り込み機能がon
- 2回押しでGoogleアシスタントもしくはSiriが起動
Zolo Life
Zolo Liberty+には専用のアプリがあります。
機能的にはイヤホンのボタンで出来る操作とイコライザー機能があります。
イコライザー機能はプリセットから選ぶタイプで自分で調整する事は出来ません。
紛失防止の機能も付いてる様です。
まとめ
最初に書いた様に途切れづらさに魅力を感じて購入しました。
実際の製品も期待通り途切れません他の製品ですとイヤホンを手で覆うと切れますがZolo Liberty+では途切れません。
一番イマイチに感じた部分は装着感です。ジャケットとイヤピースを変えて試してみましたがしっくりきません。
AACに対応してはいますがうまく接続出来ない事が多く実際はさほど変わりませんがモヤモヤします。
充電ケースを使えば48時間持つと言うのは充電をあまり気にしなくて良いので楽です。
切れなささは良いですがイヤホンで音量調整出来ない点や装着感などイマイチな部分もあるので自分が何を重視するかで選ぶと良いでしょう。
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