iPhone 8を購入したのでレビューします。自分で使う様にiOS端末を買ったのは初めてです。Android OSはたぶん5年ぐらい使っています。
内容的には今までAndroid OSのスマートフォンなどを使ってきたのでそれと比べる形になっています。
最初に気に入らない点や良かった点を箇条書きで書いて行きます。
気に入らない点、良かった点
気に入らない点
- ホームボタンの多用
- スワイプ位置で操作が変わるのが分かりづらい
- キーボードにカーソルキーがない
- 文字を消すのが遅い
- 標準のアプリを変更できない
- コピーやペースト、選択が使いづらい
- クリップボードの内容をアプリから取得できない
- スクロールが遅い
- まともにファイルをいじれない
- 全体的に直感的でない操作が多い
- UIが上端のボタンを押す設計が多い
- ホーム画面が不便
- アプリ設定で設定アプリをいちいち開くのが面倒
- アプリの連携があまり対応しているアプリが少なく貧弱
- アプリの登録に年額がかかる為か有料のアプリが多い
- App Store以外から基本的にアプリを入れられない
- メモリーが足りない為かよくアプリが落ちている
- ドラムロール式UIだと入力に時間が無駄にかかる
- 3D Touchで操作出来るか分からない
- タスク画面の一覧性がほぼない
- APNが手動で設定出来ない
- アニメーションが遅い
- コネクターが独自
良かった点
- 指紋認証が高速でミスが少ない
- 指紋認証が利用できるアプリが多い
- バッテリ容量の割に電池持ちが良い
- 4.7インチでハイエンドSoC搭載
- 画面の最低輝度と最高輝度の幅が広い
- ブラウザの動作が高速
- 起動が高速
- アプリの起動がAndroidのハイエンドより少し遅いぐらいで速い
- アプリの動作は快適
- Apple Payが使いやすい
- スピーカーがステレオでそれなりに良い
- 簡単な方法でバックアップが可能
- カメラがスマートフォンの中でかなりキレイ
- Lightningコネクターの構造が丈夫
- ボディ仕上げが基本的には精密
- バンド対応がとても多い
- VoLTE対応するキャリアが多い
- ホームボタンのフィードバック
- 端からスワイプすると戻れる
iPhone 8
スペック
OS | iOS 11 |
---|---|
カラー | ゴールド、シルバー、スペースグレイ |
SoC | Apple A11/M11 |
ディスプレイ | 4.7インチ 1334 x 750 IPS |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 64/256GB |
バッテリー | 1821mAh |
カメラ | リアカメラ 1200万画素 F/1.8 サファイアクリスタル製レンズカバー、 裏面照射型センサー、クアッドLED True Toneフラッシュ、 Focus Pixels、ハイブリッド赤外線フィルタ、光学式手ぶれ補正 4Kビデオ撮影 (24fps、30fpsまたは60fps) フロントカメラ 700万画素 F/2.2 裏面照射型センサー |
サイズ | 高さ138.4mm 幅67.3mm 厚さ7.3mm |
重さ | 148g |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac MIMO |
対応周波数 | FDD-LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/ 20/21/25/26/28/29/30/66TD-LTE Band 34/38/39/40/41/42TD-SCDMA 1,900(F)/2,000(A)GSM 850/900/1800/1900MHz3G 850/900/1,700/2,100/1,900/2,100MHzCDMA EV-DO Rev. A 800/1,900/2,100MHz |
VoLTE | VoLTE対応 |
SIMスロット | nanoSIM |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
USBポート | Lightning |
センサー | GPS、Touch ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、 気圧計、環境光センサー、近接センサー |
Apple Pay(FeliCa) | Suica、ID、QUICPay |
防水、防塵 | IP67 |
ワイヤレス充電 | Qi対応 |
付属品 | EarPods with Lightning Connector、 Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ Lightning – USBケーブル、 USB電源アダプター、マニュアル |
パッケージ
パッケージはシルバーの場合は白い箱です。iPhoneの写真部分が立体的になっているのは面白く感じます。
開けてすぐにiPhoneが見えるのではないのは若干残念です。
紙で区切っておらずiPhoneを区切りに使っているのは独特な感じがします。
この部分もイヤホンと変換アダプターの固定の紙が区切る為に使われています。
外見
良い点で仕上げが精密と書きましたがiPhone 8を購入した時に背面のガラスパネルに接着剤がはみ出していました。
Apple 正規サービスプロバイダに持ちこんで剥がして貰いましたが正直管理が甘い気がします。
構造的に接着剤が多かれ少なかれ漏れやすくなっていますがある程度は弾いて欲しいです。
スマートフォンはそれなりの台数を買っていますが接着剤がはみ出ていたのはハイエンドクラスのスマートフォンでは初めてです。
背面のガラスパネルは何層にもなっているとか偏光フィルムが貼ってあるとかではないのでそこまでの光沢感はないですがロゴとiPhoneの文字が金属になっていて悪くない感じです。ちょっとデザインとしては弱い感じがします。
Qiで充電出来る様にする為に背面をガラスパネルに変更したのだと思いますが、ガラスの方が好きなのと背面のアンテナラインが無くなってスッキリして良い変化です。
カメラの出っ張りは結構飛び出しているのでケースを付けないとガタツキがかなり気になると思います。
側面はアルミのフレームで特に言う事も無いですがボタンの造りが精密でガタツキが余りありません。それとつや消しの仕上げが目が細かくキレイです。
フロントはベゼルがだいぶ大きくスマートでは無いです。特に縦はともかくとして横ベゼルも広くせっかく4.7インチなのに持っていてあまり小さい感じがしません。
iPhone 6からほぼ変わっていないので仕方が無いですが今のスマートフォンとしてはイマイチかと思います。
カメラ部分は滑らかに盛り上がった形になっていて嫌いじゃないです。
ワイヤレス充電
iPhone 8からiPhoneはQi規格での充電に対応しました。
Qiの仕様についてはこちら記事が参考になると思います。
参考 Qi 急速 ワイヤレス充電器 CHOETECH 10W T518 レビュー
内容を要約すると高速な充電に対応したQiの規格ができました。
規格上は15WまでになりますがiPhone 8はアップデートで7.5Wまでの対応となっています。
ワイヤレス充電はそれなりに便利では有りますが位置がシビアなのと有線での充電に比べると遅い点、発熱がデメリットとして有ります。
iPhone 8でしたらバッテリー容量が少ないのでQiの電流量が少ないという弱点が目立たないので案外良いかもしれません。
iPhone 8の急速ワイヤレス充電は対応した機器でないと出来ません。私が確認したのはこちらのワイヤレスチャージャーで7.5WのはずですがUSBチェッカー読みで11Wぐらいまで確認しています。
Appleが正式に対応を発表しているのはこちらのBelkinのワイヤレスチャージャーです。
ベンチマーク
今回もAntutu BenchmarkとGeek Benchmarkで測定しました。
Antutu Benchmark
総合スコア | 209228 |
---|---|
3Dスコア | 59918 |
UXスコア | 71431 |
CPUスコア | 62620 |
RAMスコア | 15259 |
Geek Benchmark
シングルコアスコア | 4243 |
---|---|
マルチコアスコア | 10191 |
OSが違うのでそのまま比較して良いものかは微妙ですがAndroidの最近のハイエンド機種に較べても大幅に高い数値が出ています。
特にCPUの部分がシングル、マルチ共にかなり高いです。
参考 スマートフォンなど SoC(CPU)別ベンチマーク一覧
使用感
指紋認証が高速で向きを変えてもちゃんと認識しとても便利です。
ホームボタンはセンサー式ですがバイブレーションのフィードバックの出来がとても良く実際にボタンを押していると勘違いするレベルです。
スピーカーはステレオで低音部分はバッサリ切られていますがそれなりに音質は良いです。若干箱なりしていますが我慢できる範囲です。
アプリの起動は1回目はXperia XZ Premiumに比べると若干遅く、一度起動した後にタスクキルしてからの結果はiPhone 8の方が速い結果でした。
ポケモン GOの動作はたまに操作が効かない時が有りますが今まで買ったスマートフォンの中では一番動作が良いと思います。
当然発熱は有りますが動作が悪くなるのは感じず、ジム戦などもかなり快適に遊べます。
電池持ちは容量が少ない割にはかなり持ちますがポケモンGOなどの負荷の高いゲームをやると2時間程度でバッテリーがなくなる勢いです。
カメラ
カメラの画質自体はスマートフォンの中でトップクラスに綺麗と言って良いと思いますが調整出来る機能がほぼないのでその点はかなり残念です。
作例については下記の記事を参照して下さい。
参考 Galaxy Note 8、Huawei Mate 10 Pro、iPhone 8など2017年フラグシップモデル作例
アクセサリー
ガラスフィルム
フィルムはこちらの商品にしました。サイズはディスプレイの表示部分を覆うぐらいです。滑りはかなり良く低価格で2枚入りなのでなかなか良いのではないかと思います。
ケース
ケースは以前貰ったこちらのケースを取り敢えず使っています。透明度が高く良いです。
まとめ
動作はかなり快適なので使っていますが使いたい機能が使えない事が多く、私としてはメインで使う事はないかなと思います。
OSとしての使い易さはAndroidをずっと使っている事もあると思いますが良さは感じません。特に3D Touchを使った操作方法が全く直感的ではなく知っていないと出来ない操作が多いです。
バックアップ機能はAndroidの場合は基本的に開発者オプションなどを使わないと行けないのでこの点はかなり便利かと思います。また、バックアップが出来きる範囲が広い点も魅力的です。
Androidの機種ですとケースなどのアクセサリーの種類が多くは無いですがiPhoneですとサイズがほぼずっと同じ事もあってケースやフィルムが豊富なのは良いです。
特に触れていませんでしたがイヤホンジャックがないのは結構困る方も多いと思います。最近は完全ワイヤレスのBluetoothイヤホンが流行っているのでそう言った製品を買うのも良いでしょう。
参考 ERATO VERSE 完全ワイヤレスイヤホン レビュー
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