Kindle Paperwhite 第7世代(2015)を使い始めて結構経ったのでレビューします。
購入の動機
以前同じE Ink端末のYotaPhone 2を購入して文字はかなり読みやすかったので購入しようと思いました。
主に私はKindleで電子書籍を買っているのでKindleデバイスか汎用のAndroid E Ink端末の2つの選択肢が有りました。AndroidのE Ink端末で6インチ台のものはあまり良さそうでなかったので今回はKindleにすることに決めました。
KindleデバイスにはKindle、Kindle Paperwhite、Kindle Oasisなどが有りますがフロントライトが有る点、画面解像度、価格の面でKindle Paperwhiteにしました。
Kindle Paperwhite 第7世代(2015)
パッケージ
デザイン的には割と凝ったパッケージですが質感は中身の値段相応でちょっと安っぽいです。
パッケージを開けた先でKindleのアプリでお馴染みの樹の下で本を読む人のイラストを入れているセンスは好きです。
電子ペーパーの端末としては定番といえば定番ですが開封時の画面に電源ボタンについて書いてあるのも面白いです。
外見
今回私が購入したのはKindlePaperwhiteのホワイトカラーです。何故そのカラーしたのかと言うと文字を黒にした時に背景が白にするためベゼルが白いと統一感が生まれると考えたからです。
実際は画面の白と端末の白ではかなり色合いが異なっているので期待したほどの統一感は有りませんがそれなりに期待した効果はあります。
前置きが長くなりましたがそういった理由でホワイトを選んだのでホワイトの外見を紹介して行きます。
背面には大きくAmazonのロゴが入っています。また技適マークなどの認証マークが電磁的な表示ではなく背面にプリントされています。
側面はシンプルです。下部に電源ボタンとmicroUSBコネクターがある程度で他の三方には特に何も有りません。
ディスプレイ側を見ていくとディスプレイとベゼルの段差が目につくと思います。この部分も上位モデルとの差別化なのかKindle Oasisなどでは有りません。
キャンペーン情報つき
Kindle端末にはキャンペーン情報つきとなしがあります。キャンペーン情報とはつまり広告です。
広告はスリープ時と復帰時に表示されスワイプすると読書画面に戻れます。
キャンペーン情報なしのモデルではスリープ時は読書中の本の表紙が表示される様です。
ここの部分はむしろやたらと自分が読んでいる本の表紙が表示されたくない人も多いと思うので良し悪しだと思います。
Koboか何かと間違えたみたいで実際はペンやタイプライター、鉛筆などの本に関連する画像がランダムに表示されます。
メリットはキャンペーン情報つきの場合はスワイプする必要が有りますがなしの場合は電源ボタンを1回押すだけで良い点です。
また、ホーム画面でも画面下部にバナー広告が表示されます。
バナー広告はコレクションの画面では表示されません。
私個人としてはあまり気にならないので価格に対する割合が大きくなる低価格のKindle Paperwhiteでしたらキャンペーン情報つきでいいかと思います。
マンガモデル
Kindle Paperwhiteにはまたマンガモデルがあります。マンガモデルと名前についていますが格別漫画を読むのに特化した機能がついている訳ではなく、単なる容量違いです。
通常モデルが4GBのところ32GBと8倍の容量を積んでいるので漫画をダウンロードして保存して置ける冊数に余裕があります。
ネット環境があればAmazonのサーバーから読みたい本と都度ダウンロードしてもいいですが私は面倒なので32GBを買いました。小説を主に読むのでしたら4GBの通常モデルでもそこまで不都合はないと思います。
フロントライト
購入した理由にも書いたフロントライトですが私が読書をする上で感じたメリットは2つです。
先ず、当たり前ですが暗所でも読める点、次に画面が白くなりコントラストがはっきりする点です。
上の画像は上から順にフロントライトoff、フロントライトの明るさ7、フロントライトの明るさ最大となっています。
E Ink端末では多分どれも同じだと思いますが白い部分が純白ではなく、灰色がかってます。フロントライトをonにすると白くなります。
気になる点はKindle Paperwhite 第7世代(2015)固有の問題ですがフロントライトにムラがあり明るい部分と暗い部分が出来てしまう点です。
このムラはフロントライトの輝度をあまり上げなければそこまで目立つものでは有りませんが、あまり明るさを上げるとかなり目立ちます。
私が通常使用している範囲ですとフロントライトの輝度ムラはあまり気になりはしません。
この現象はフロントライトのLED数の関係で起こっているようなので上位モデルのKindle Oasisなどでは起きないようです。
読書
小説
文字を読むと言う事に関してはE Inkの端末はかなり最適だと思います。
実際にどうなのかは分かりませんが液晶や有機ELのデバイスに比べて目が疲れづらい気がします。
また、E Inkデバイスなので太陽の直下でも読みやすいです。何故読みやすいかと言うと画面自体が発光している液晶や有機ELと違い反射光で見えるので太陽の光に画面の輝度が負け見えづらいと言う現象が起きないからです。
液晶なんかに比べると画面の切り替えに数年前のE Ink端末に比べてましとはいえ一瞬かかりますがページをめくる頻度が高くない小説では私としては気になりません。
若干気になるのはタブレットとしては標準的な300ppiで最近のスマートフォンの500ppi超えの画素密度に比べると小さな文字にした時に若干ガタツキが気になります。
気になるのは一番文字を小さくした時程度なので文字の大きさをそこまで小さくするつもりがない方には関係ないでしょう。
漫画
Kindle Paperwhiteであんまり漫画は読むつもりがなかったので少し試した程度の感想を書きます。
小説を読む時には気にならなかったコントラストの低さが気になります。
ページ送りもやはり漫画ですと頻繁なのでちょっと遅さが気になります。また、前のページの残像と言うか消し残りが気になったりもします。
また、Kindle用のファイルの問題らしいですが濃淡が薄い本も有ります。
画面のサイズ的には1ページずつ読む感じで見開きで読めないと言う事は有りませんがキビシイです。
動作
性能的な部分で遅いのかE Inkが原因で遅いのかユーザー側からはイマイチ判然としませんが書いてみます。
ページ送りの速度については前述した様に問題は感じません。動作の遅さが気になるのは本を複数ダウンロードしている時です。カクついたり一瞬フリーズしたりします。
いまいち文字の選択が上手く行かずイラッとする事が結構多いです。常用でない漢字を調べる時に困ります。
電池持ち
使用時のバッテリーの持ちは小説を読んでいる場合で連続で読むと大雑把に12時間程度は持つ感じです。
使用していないスリープ時の持ちは小さすぎてよく分かりません。
充電時間は長いですがそういった感じで電池持ちがいいので、ある程度バッテリー残量に気をつけていれば読みたい時にバッテリーがないという事は起こらないでしょう。
アクセサリー
ケース
重くなるのは嫌でしたが傷が入るのも嫌なのでスリップインケースを購入しました。
入れてみた感想は若干緩い感じです。逆さにして振ったりしない限り落ちたりはしないと思いますがフィット感は専用品の割にイマイチです。
スリープケース自体も布なので軽く軽さを求めるなら悪くないかなと思います。
フィルム
正直KindlePaperwhiteは画面がアンチグレアの凹凸のある表面加工がされているのでフィルムを貼り付けると上手く密着しないなどあまりおすすめ出来る感じではありません。
私は神経質なのでミヤビックスのOverLay Plusを貼り付けています。低反射タイプのフィルムですがやはりフィルムをつける前よりは反射が増えてしまっている感じが有ります。
拡大した画像だとうまく張り付かず気泡が入っているのが分かると思います。
開封時の画像以外はフィルムを貼り付けた状態なので写真を見てあまり気にならないと思った方は購入すると良いでしょう。
まとめ
Kindle Paperwhiteがおすすめな方は小説をよく読む人です。
漫画については個人的にはあまりメリットを感じず、むしろデメリットを多く感じるので漫画については殆ど液晶タブレットで読んでいます。
タブレットですとHuawei MediaPad M5が8インチクラスのタブレットの中では一番おすすめです。
参考 急速充電対応やUSB Type C採用のHuawei MediaPad M5 レビュー
コメント